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明日には、いない。

 「人生であと何回、桜の時期を迎えることが出来るだろうか」
みたいな言葉を聞いて、私は「これが最後」だと思う。確信はないけれど、その可能性は十分にある。誰にでもそれが100%になるタイミングがくる。

 明日も生きると思っていた友人が突然明日いなくなってしまったからかな。春に病気に気付いてその冬に旅立った人を知っているからかな。
物心ついた時から、確実に明日も生きるなんてことは、当たり前じゃないって思ってきた。

 そんな話をすると「怖いこと言う」とか「考えたくもない」って言う人がいるのは、よくわかる。私も選べるならそう思いたくない。子どもの頃は私は永遠に生きると信じてた。

 でも、今こんな風に思う様になってから、毎朝の朝日が初日の出みたいに尊いし、好きな人たちを見送る時は「これが最後かも」ってしっかり目に焼き付けようと思って見送る。小さなことに腹を立てる時間ももったいないし、できれば私が思ってること今のうちに書き留めておこうって思う。

 毎日が輝いているんだ。ここにいられる間は、取り敢えずここを満喫しよう、って思える。旅の途中みたいに。

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