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教える人のハニラミメソッド

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私は英語教師です。自分の運営する教室、生涯学習センター、親子サークル、小学校などでほとんど全部の年齢の皆さんに英語をご指導しながら見つけたアイデアや考え方をシェアします。 もし…
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2022年5月の記事一覧

STOP!○○教育

 娘が面白いyoutubeや記事を紹介してくれる。その中に「ゆうくん」という可愛い男の子の映像があり、2歳児なのに語彙力が凄まじいというもの。その動画を見ながら、オードリータンさんを思い出した。  周りの大人たちがとにかくその子の考えを聞く。「どう思うの?」とその子が話をする機会を作る。自分で言葉を紡ぎ出すためにその子は大人の言葉をよく聞く様になる。素晴らしい循環の中で、思考力や表現力が豊かに育っている様子がわかる。  だからと言って、私は「親しか良い環境を与えられない」

「もしも」を本気で考えたら

  「もし100万円あったらどうする?」 こんな会話が、子どもの頃とても好きだった。夢があるし、いろいろ思い巡らすのが楽しかった。兄弟でよくこんな「もしも話」をした。  英語の先生になっても、こんなもしも話から、どんな時に本気で怒る?最後に爆笑したのはいつ?みたいなことを生徒の皆さんに尋ねては困った顔をされる。 習慣のない方にとっては自分の内面をこんな形で探検するなんて、面倒臭い作業でしかない。変なものが出てきたらどうしよう?何も出てこなかったらどうしよう?そんな風に思っ

伝える仕事

 今年21歳になる娘が3歳の時に、娘と自分のために始めた「親子えいごサークル」。市の施設で十数年続けてきたのが、コロナでストップ。  約2年振りに昨年12月から @coliving.tamaree にて復活を遂げました。実は0歳児から私の親世代までの皆さんと英語をご一緒する中で、一番難しくて興味深いのがこの「親子えいご」。というのも、この年齢の子どもたちは正直そのもの。私への遠慮も忖度も気遣いもない。それが最高に良い。興味があればパッと目をこちらに向けるし、なくなれば去って