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土の欠落:土星座(#牡牛座、#乙女座、#山羊座)に天体がない場合

土星座に関係する事柄

お金、安全、身体、セクシャリティ、食べ物、健康、仕事、スキル、職業、責任。

土のない人に、お金、体、またはキャリアのことで何か問題があるかもしれないと話すのは避けたいと思います。このタイプの人はそれを否定することが多いからです。否定してこんな風に言います。

「自分に満足している。ジムには週8回通う」

ここで注目したいのは、自分の体といい関係を持っているわけではないということ。体との関係が極端だということ。週8回ジムに通うのは一般的とは言えないからです。これはデリケートな問題ですが、この種の強迫観念から優れた体操選手、ダンサー、アスリートが生まれます。この観念は創造的でもあります。

栄養士の友人がいます。彼女は土の天体がひとつだけ。

これは仕事と食べ物という土星座のテーマを示す一例です。彼女は食べ物とダイエットにこだわりが強いと思います。栄養士として働くことはサービスを提供してお金を稼ぐこと。彼女はこだわりのあるものに集中することができます。

土のない人は、目上の人、専門職、組織や体制を代表する人に対して問題を抱えていることが多く、権威のある人に対して異常なくらい不信感や嫌悪感を持つこともあります。それでも個人としては権威のある地位を求め、専門家として認められたいと思っています。ある要素が欠けていることは、その要素に関係する物事を嫌い、同時にそれを追い求めることにつながります。これは不合理に思えますが、人の性質として重要な部分と考えることができます。

オポジションや対向星座の働きとよく似ています。

巨大な帝国を築き上げて世界一の大富豪のひとりになったビル・ゲイツは土が欠けています(火土風水の割合:4033)。投資家のジム・ロジャーズも土がありません。ビル・ゲイツは慈善家としても活動しています。多額の資金が医療研究に使われています。土の欠落が健康問題への関心として表れている例です。

彼はお金そのものには関心がないように見えます。

ある意味、富とステータスを軽蔑しているとも言えます。その一方で懸命に働いて今の地位を築きました。内面の矛盾を見つめ受け入れることは簡単ではありませんが、人を全体として総合的に理解する上で役立ちます。ビル・ゲイツは、世界の中に「自分の土を見つける」ことによって調和のとれた人間になりましたが、内面に「土」を獲得したわけではありません。もし、彼を相手にしたコンサルティングで「お金の問題」について話した場合、彼はたぶん頷き、同意すると思います。お金について複雑な思いを隠し持っている場合は、反感を覚え、反論するでしょう。

土星座に水星とキロンしかない人の場合、土の役割について問題を抱えているかもしれません。

ここでの土の役割は小さくありません。何か便利なもの、現実的なものを実現しようとする衝動に駆られる場合、そこに天性の才能があるかもしれません。

その人はケチな人を嫌います。

お金にしがみつく人に批判的なようですが、その一方で仕事にエネルギーを注いで自分のために十分蓄えそれにしがみつきます。それが安心できることだからです。これはある要素が欠けている場合に見られる矛盾の一例です。

前に言ったように、これはアスリート、バレーダンサーなど、トレーニングを積んで身体をコントロールしている人のチャートに見られる特徴です。著名人のライフワークにも見られます。たとえばチャールズ・ダーウィンの生涯のテーマは自然の研究でした。トマス・ハーディーの小説には季節やイギリスの地方の影響が色濃く出ています。ロダンは彫刻家です。モデルのエル・マクファーソンも土がありませんが、彼女のニックネームは「The Body」です。

http://www.astro.com/mtp/mtpt92_e.htm

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