○✕△▢年

日記形式の小説です。(フィクション)

5月17日
今日は夕方から彼氏と会ってきた。なぜだろうか、元カレと比べてしまう。元カレの口癖は、衣里、気にしすぎ、何かあった?。わたしはすぐに顔に出るからなのかよく聞かれた。その度に大丈夫、何もないよとわたしは答えてよく顔を覗き込まれたりした。衣里どこ行きたい?わたしは正直言ってあまりこだわりがなく、流行とかもあまり知らなくて、人からの受け売りが多かった。答えに困ってもこれで良い?そのたびにわたしは自分がないなっていうコンプレックスを覚えた。帆奈はよく彼氏にこのお店に行きたい、ここに連れてって!とか言ったりしてすごく羨ましかった。帆奈にその話をしたら、性格のちがいでしょ。衣里らしくていいじゃん。と言われたことがあったけれど…結局は別れることになった。別れた後は、受験に集中できて頑張れたけれど…、今考えれば、わたしの告白になぜ、OK してくれたのかもわからなくなってしまった。今更、終わった関係に悩んでも仕方がないのかもしれないけれど。

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