次世代経営研究会

品質工学会では、経営者が品質工学の考え方も含めて経営に有効な技法・プロセスを理解し探索することと、それらの実践へのリーダーシップをとって頂くことが企業の競争力強化の鍵であると考え、経営者を対象とした事業を企画する経営委員会を設置しています。 この度、経営委員会の活動の一つとして「次世代経営研究会」を発足いたします。

次世代経営研究会という場があります。

1)設置目的
経営委員会の使命を具体的に展開するために、経営者として共通する課題を抽出し、それを解決するための情報交換および研究を行う共創の場とします。主に活動する領域を以下に設定しています。
①「経営課題の設定の場」
日本企業を取り巻く環境からの様々な課題を抽出し、その解決策を技術経営の視点から 議論することにより、自社での経営活動へのヒントを得ていく。
②「共創の場」「普及の場」
メンバー自身の経営革新への取り組みと課題を共有し、本研究会も含めて学会組織全体で 支援して解決していく活動を行い、メンバーに対する実質的な成果に繋げていく。
③「ベンチマーキングの場」「研究開発の場」
日本企業の経営視点での技術活動全体を対象として、「革新と創造の時代」に相応しい適切な経営手段を探求・開発する。

経営者視点の議論と探求の場。そこに興味を持って出入りしています。

2)メンバー構成
運営委員会と一般登録会員で構成します。
①運営委員会:
 経営委員会、賛助会員企業、経営学・技術経営学及び品質管理分野の大学教授等
 委員長: 谷本勲 元 アルプス電気(株)専務取締役、品質工学会 前会長
 幹 事: 近岡淳 (有)近岡技術経営研究所 代表取締役社長、品質工学会 副会長
 幹事補佐:細川哲夫 (株)リコーテクノロジーセンター エクゼクティブ・スペシャリスト、品質工学会 理事/事業部会長
      武重伸秀 マツダ(株) 車両開発本部首席エンジニア 品質工学会・副会長
②一般会員の対象:
 企業役員(経営層)、部長クラス、大学教授(技術経営学等)、官公庁役職者、技術経営、技術マネジメントに関心がある方

経営者でなく一般社員であっても「技術経営、技術マネジメントに関心がある方」は加入が可能なのです。

3)活動形態
①メンバー講演とパネルディスカッションのセット
②メンバーの経営革新への取り組みや悩みを輪番で紹介し議論する
③本研究会に関連する話題を提供いただくゲストの講演
④経営研究 WG を設置し、本研究会の設置目的の一つである経営に関する「研究開発の場」を設置し活動する
⑤優れた経営を実践している企業などの見学会(海外も含む)
⑥他の団体で運営する経営層対象の研究会・交流会等と共同でのシンポジウム開催

活動形態は研究会を立ち上げる際に非常に参考になる形ばかり。

4)次世代経営研究会 開催形態の基本概要
①開催頻度、時間帯
 年4回開催
 第一部/第二部 講演・パネル討論等 15:00~18:00(約3 時間)
 第三部 懇親会 18:10~19:10(1 時間)
*リモート開催の場合、懇親会は中止
②会場
 都内ホテル(例:KKR ホテル東京(竹橋))、公的機関の会議室 等
*新型コロナウイルスが収束するまではリモートで開催
③会費
  3 万円/回(懇親会費込み、賛助会員企業は 20%割引)
 リモート開催の場合は参加費 1万円/回

基調講演→パネル討論の流れは、司会者のスキルとパネラーの多様性が担保されていれば、参加者にとって非常に気づきの多い取り進め法であると感じています。また流石に経営層を意識しているだけあり、会費は高め。

そんな中、第4回 次世代経営研究会のパネリストに選ばれる経験をしました!(選考理由は聞けていない)そして本日役目を果たしました!!

・略歴紹介資料の作成
・基調講演者、司会者、パネリスト間による事前打ち合わせ
・本番での即興的な展開

いずれも大変貴重な経験であったことをここに報告します。

人生の大先輩方(年齢はふた回りほど違う)に対しても”パネリストの視点”という形で提案を試みたり、パネリスト向け事前質問に対しては回答原稿を用意するなど、研究会に参加する皆さん全員の気づきが深まるようにできるだけのことは試してみました。

研究会全体がどのように参加者に映ったのかはアンケート集計後に明らかになることですが、お盆休みも本イベントを控えて多少緊張していましたので、ようやくぐっすり眠れそうです!

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