構造化した言語による思考の伝達

組織のChange AgentのMasamiです。

今回は本業の(ケミカル)エンジニアとしてのテーマです。留学中に考えていたことがあって、それは、「コミュニケーションはプレゼン資料ではなく、構造化した文章でとろう」というものです。

過去、プレゼン資料を作る際に、スライドタイトルとそのスライドでのキーメッセージをまず書き、この情報だけで上司とコミュニケーションをとったことがあるのですが、この結果ロジックがすっきりし、テーマに馴染みのない聴講者にも、きちん伝わるプレゼンとなりました。

この経験は、

"プレゼン資料は、構造化された文章が完成した後に作られるべきであり、はじめからプレゼン資料に凝るのは生産性が悪い"

と気付かせてくれました。

他人に認知される、圧倒的なOutput を出すには、生産性の高さは非常に重要です。

また、技術を個人だけではなく、組織に根付かせるには、常に質の高い課題を供給し、チームで取り込ませる必要があり、その質の高い課題を受け身の姿勢ではなく、積極的に自らテーマアップしていくには、生産性の高さから生まれる"余裕"が必要です。

僕は、この"余裕"を意図的に生み出すために、PPT資料は必要最低限しか作らず、常に構造化された文章でコミュニケーションをとると周りに宣言しました。

実際、職場のドライブには、数々の発表資料が残されていますが、その資料は、発表者が説明することで、はじめて理解できるものが多く、解像度は高くありません。

文章で記載された、技術報告書の方が解像度が高い伝達ツールになっています。

現在、半年を越えましたが、上記の心がけによって、10つの技術検討テーマ(うち4件を自らテーマアップしたもの)をマネジメントできるようになりました。

名実ともに、Output は人の3倍になりました。ただし、Output 3倍を可能にした要素はもちろん別にもありますので、そこは別テーマで記載したいと思います。





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