成功について考える
この手の話は、考えるテーマの定義から始まる。
でも今回はあえて厳格な定義をしない。話が長くなってしまうから。
【準備と2つのタイミング】
『才能ある人よりも、然るべき準備をしてきた人の方が成功する』
この考えを支持する。成功には、タイミングが重要で、不意に訪れる機会を上手く掴むことが重要だと思う。上手く掴むためには、事前に準備をしておかなければならない。
一方で、機会というのは松竹梅いろんなものがある。ある機会に飛び乗ると、他の機会に乗る事を物理的に難しくする。機会損失が生まれる。
したがって、どの機会に飛び乗るかはよく考えた方が良い。
この際にもやはり準備をして来た者の方が、後悔や回り道の少ない選択ができる。俗にいう「人生のミッションステートメント」を深く考えているかどうかだ。そこを深く考え詰めている人には、必ず判断軸が備わっている。
成功にはタイミングが重要というのは、自分がそのものに対して出会うタイミングもあれば、追求する内容を追い求めるタイミングもある。後者の視点がなければ、いわゆる、「あの人のやることは20年時代の先取りをしていた」と後に語られるタイプで、その人が生きている間では社会に大きなインパクトは生み出せない。
シリアルアントレプレナーのように、次々と成功を収めるには、構想を全力で世に放つタイミングも見計らうことが大切だ。そのタイミングが早いならば、解き放った後に何が必要になるかを見定めて、その経験やスキルを積んでおくという選択もアリだと思う。
【新卒、ベンチャー or 大企業論争】
ベンチャー or 大企業論争については、まさに上記タイミングの視点を投げかけたい。どちらも社会にとっては必要な存在であり、二つはお互いにマウントを取り合う関係などではなく、補完する関係である。
今あなたがやりたいことが明確で、世が求めるタイミングと合致しているのならば、その熱量と共にベンチャーに飛び込めば良い。
しかし、まだやりたい事がはっきりとはしていなくて、でも世に何か爪痕を残すような大きな成功をしたいという野心があるならば、大企業に行って技術の実装化と実装化された後のオペレーションを学ぶのもよし、ベンチャーに行って、熱量高い人々に揉まれながら真にやりたい事を見出してもよし。
結局はやはり目的意識と、その目的を達するためにどれだけ考え準備をできるかが重要で、どんな所属であれ、成功に向けて着々と歩んで行くことはできるものだと思う。
最後に、どこに行くにせよ、ファシリテーションには精通しておいた方が良い。
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