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【TOCFL】CAT(電腦化適性測驗)受験レポ

台湾開催のTOCFLは「CAT(電腦化適性測驗)」が採用されています。これはテストのレベルを自分で選ばず、PCが回答状況に応じて問題のレベルを選択しどのレベルに達しているか測定してくれる、というものです。

 自分の予想より上の級に合格することもありますし、その逆もあります。

 日本の紙での試験とは異なる点がたくさんあるので、今後CATを受験予定の方はこの受験レポを参考にして頂けたら嬉しいです♪

1・試験申し込み(報名)-すぐ予約枠なくなる

 台湾TOCFLも事前に試験日程が公開されています。参考までに2023年は1月3月4月5月7月9月11月に開催です。日本のTOCFLよりは多いですが、毎月はないので、奨学金など証明書を提出しなければいけない人は注意です!

▶︎TOCFL公式HP-試験日程

 そして、台湾TOCFLは申し込み開始とともにすぐに枠が埋まります。私は申し込み開始後3日目くらいに申し込みましたが、台北はほぼ埋まっており台南に試験を受けに行くか真剣に悩みました…結局台北の端っこの方に1つだけ枠があったのでなんとか申し込みできました…

 本来なら在籍してる(住んでいる)台湾大学で受けたかったのですが、台北中心部の台湾大学の枠はもちろんありませんでした…

2.CATの注意事項

 まず持ち物は「居留証又はパスポート」、そして「筆記具」。CATはPCを使いますが、メモは可能。メモとなる用紙はTOCFL側が用意してくれますが、筆記具は持参です!

・戻って再確認、回答の変更ができない

 CATの個人的最大注意点は、「戻って再確認、回答の変更ができない」です。PCで行い、全問の解答を見て機会が次の問題の難易度を変更するので前の問題には戻れません。

・1問ごとに制限時間がある

 さらに、「1問ごとに制限時間がある」。1問ごとの制限時間は画面上の方に表示されていますが、それを過ぎると選択してなくても強制的に次の問題へ移動します。なので時間がきそうになったらとりあえず何か選んでおくことをおすすめします。ちなみにリスニング、リーディングの間に休み時間はありません。これは日本の紙のテストと同じです。

・成績がその場で表示される

 ありがたいですが、心の準備が必要ですね笑問題はいきなり終わり、いきなり成績が表示されます。問題はカスタマイズされてるのでいつ終わるか全く分かりません🥹

・700点満点

 CATはBand A,B,Cに分かれていないので、合計700点満点中何点とれたか、で自分がどのレベルか判断されます。ただし最低でも25問以上は解かないといけません。表は以下の通り。

TOCFL公式HPより

3.当日の様子-終わった人から帰宅

 事前に受け取ったメールには「30分前には来てください。遅刻厳禁です。」と書いてありましたが、実際に教室を開放したのは5分前くらいでした笑それまでは近くの椅子で待機。

 テスト開始5分前くらいに教室前に並んで!と声掛け。入室前に、「トイレは先に行くこと」「身分証の用意」「飲食物持ち込み禁止(教室外の棚に置くように)」「カバンは自分の席でなく教室の前1か所に集める」「電子機器の電源オフ」などの注意事項の伝達。

 テストはカスタマイズされているので、正直何問目で終了するかは分かりません問題のレベルは内容を見ると察することができるので、「あ、さっき間違えたかな。。。」「これはBand Cだな」とか思いながら解いてました。終わる時間は人それぞれで、早く終わった人から退出していました。最大で2時間、という感じです。ちなみに私は教室で一番最後でした😂

4.感想

 今回は大学院入学前に受けたぶりに受験しました。1年間で中国語の伸びは実感していた&正直授業、レポート、論文で忙しすぎて「中国語だけの勉強」をする余裕はほとんどありませんでした。

 そして今回の結果は…流利級(Band C1)合格でした~あわよくば精通級を…と思ってたので少し残念ですが、まあテスト対策ほとんどしなかったのでこんなものかな…という感じです😀

 1年間の台湾大学院生活があるとはいえ、普段は目にしない単語、成語多かったので、やはり「中国語の」勉強もしようと改めて思いました💦

5.問題集

 中国語学習の決意を新たにした私ですが、すでにTOCFL、台湾華語の参考書といえばコレ、の「當代中文課程課本」を持ってるので真面目にこつこつとやっていこうかなと思っています。

 6(精通級レベル)は今の私が見てもかなり難しいと感じる難易度です。なので、これを終わらせることができたらまた試験受けてみようと思います!こちらはテスト形式ではなく、ニュースなどを切り口に中国語を学べるものになっています。このシリーズは楽しく学びたいテストを意識しすぎたくない、という方におすすめだと思います。

▷楽天(電子版)

 ちなみに、大学院入学前のTOCFL受験時は「華語文能力測驗關鍵詞彙(高階級)」を使ってたのですが、おすすめです!(このシリーズBandCレベルがない…)CDなどはついてなく、音声はオンラインダウンロード(URLまたはQRコードでダウンロード可能)です。
 これは各章ごと(衛生、教育など)に小さなテスト形式の問題があります。↓
1.会話の聞き取り
2.センテンスの穴埋め問題
3.短文の穴埋め問題
4.絵や図表を見て答える問題
5.短文読解

テスト形式単語を増やすことができ良かったです。しかし、解答説明は中国語です。でも例文が書いてあるので「あ~こういう時は使えるけど、こういう時は使えないんだ~」というのが分かります。正直かなりボリューミーなので私は全部は解き終わっていません😢これを1冊買っとけばテスト対策充分!という量です😊

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ありがとうございます😊カフェラテ飲みながら頑張ります☕️