読書記録『誰が勇者を殺したか』

誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫)

誰が勇者を殺したか / 駄犬

この作品との出会い

たまたまＸで新作ラノベの情報を見ていて知った作品です。タイトルとあらすじに惹かれて購入しました。
この感想記事を書くのが遅れてしまいましたが（現在2024年1月）、個人的2023年ベスト3に入る作品です。  

感想

涙もろいタイプなので、真実が明かされた所からボロボロと泣きっぱなしでした。
この記事では特にネタバレはありません。説明したら全編解説する羽目になってしまうので。それくらい最初から勇者に関しての謎が詰まっている作品でした。
謎に関しては丁寧に説明して貰えるので、察しが悪くても大丈夫です。ミステリっぽいの苦手と思っている人でも肩肘張らずに読めます。というか面白かったので読んで欲しい。ラノベで文体も読みやすいし、章分けも細かいので隙間時間に読み進められる。2023年他人にお勧めしたい小説オブ・ザ・イヤーです。

好きなキャラはたくさんいるのですが、表紙の四人の中だと大賢者のソロンが特に好きでした。
最後のエピローグでのソロンは絶対皆好きになると思ってる。

この作品は勇者の死の謎が明かされた後も続くのですが、そこからエピローグに至るまでが良かったです。私がティッシュを犠牲にしながらわんわん泣いていたところ。
オススメなので是非、ということで締めます。