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ガジュマル畑でつかまえて

台湾へは計6回行っています。ほぼ毎年。

1月には台湾東部の台東へ行きました。その模様も書いていますので良かったら読んでみて下さい。

なのですが、しばらくは台湾どころかなるべく家からも出ることもままならない状況です。

行けないとなると想いを馳せてしまうのが無いものねだりのわがままなところ。

では台湾っぽいもの台湾フィーリングを感じられるものは何かないか。台湾トラベル本を読む、台湾映画を読む、台湾のアーティストの音楽を聴く…etc.

うーんそれらは今までもやっていた。こうなんか部屋を台湾にしたいというか、なんというか……。

あっガジュマルだ!

台北から高雄まで台湾にはガジュマルがある。ガジュマルを見ると、ああ台湾に来たなあってのは確かにある。するとパソコンから声がした

いらっしゃいませお客様!

ポチッた。ガジュマル。

植物を育てるのは小学校のアサガオ以来。それも育てたという記憶がほとんどないくらいに植物を育てるということに興味が無い私。

届いたガジュマルは地面から根っこがニョキッとしている辺りが確かにガジュマルガジュマル。

説明書の類はほとんど読まない人種だけど、今回は生き物なのでそれなりに一通り読んだ。太陽の光が好きらしい。そりゃそうだと独り笑い。

陽が出る日は窓辺に置いてやり、日が暮れたらパソコンデスクへ持ってきて眺める。

そんな日々。

これが妙に愛おしい。身動きも声も発しないのに、なぜか愛おしい。新しい葉が出てきたりすると心がdancing。踊る。

もしかしてこれが

癒し

砂漠の荒野のような心に咲く一輪の花ような、いやガジュマルなのかもしれない。

サリンジャーありがとう。私は幸せです。

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