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言ってみるもんだよ

「言ってみるもんだよ」って、よく聞くよね。
私もよくそう思う。
今日もそう思ったので、書きます。

仕事で、子供たち相手に講師をしています。
その仕事、もう退職する予定なので、やっと私もその仕事に対して肩の力が抜けて来たんですよね。最初からこうだったら辞めることなかったのかもしれない…なんて思ったりもする…こんな感じで気楽にできるなら、って笑。
まぁ、それはさておき。

だからね、肩の力が抜けてるからね、
普段なら出さないような声や台詞が私から出たんですよ。
生徒が「わかりません」て手を挙げるから見に行ったら、めっちゃ変なやり方…基礎の基礎どこ行った?みたいな…してるから、思わず「へぁっ?!」って、アヒルみたいな声が出ました。マジで素の私です。そしたら、ウケたんですよね、生徒に。あっちからもこっちからも笑ったり反応の声が上がりました「なに、今のアヒルみたいな声?」とか。なんか、笑ってもらえて嬉しかったですね。
で、その手を挙げた生徒も、笑いながら、その私の声に刺激されたのか、瞬間わかったんですよね、私が何も説明しなくても笑。わかってくれなくちゃ困るんだけどさ。

またその少し後、
いつも全然やる気の無い子が、後半、まぁ全然やってないわけですよ。でもその子、今日前半は結構やってたんですよね。で、その子に、やってないことを指摘しつつ、「でも今日さっきはけっこうやってたよね…いつもよりは」と、『いつもよりは』という余計な一言を思わず付けてしまったんですよね、私の正直な気持ちだったんで…出ちゃったんです。そしたらその子、「『いつもよりは』って…くそぉ、やってやる…」って、やり始めたんですよ!

なんか本当に、自分の正直な気持ちがこうして響いてくんだな…って、嬉しかったよ。やっぱこれでいいんだって、何かを確かめられた気になったよ。

指導のマニュアルとか研修からすると、そういうのってタブーなんですよ。「褒める」「良いことを言う」「乗せる」「やる気を出させる」とかが横行しててね… でも私、それにずっと忠実にしようとなんとか試行錯誤しながらやって来たけど、やっぱりそういうの嫌いなんだよね。それもずっと苦しかったな。
まだ辞めることは生徒は知らないし、私の変化を気付いてるかわからないけど、明らかに私は、辞めると決めてから、どんどん素でそこに居られるようになって来ている。
それでもやっぱり、この仕事は息が切れる。

もう一つ。同じ仕事絡みで、報酬についてモヤモヤすることを担当の社員さんに正直に話し、あやふや部分の報酬を良い方に解釈して多目にもらえないか…その判断を社員さんに委ねた。半ば、その部分はタダ働きになっても仕方ないと諦めつつ、一縷の望みをかけて伝えたら… なんとその社員さん、考えた末に私の望んだように取り計らってくれたのだ。おぉ、神よ!たった1200円位の違いだけど、私にはめちゃデカいのだ。しかも、タダ働きにされなかった、という事実が重要だった。まぁこれも、私が今まで真摯に誠実にその仕事に向かって来た姿を見て下さっていたからだとは思う。だから、私自身のお、か、げ、でもある。

いんやぁ〜、言ってみるもんだ!
正直な気持ちって、伝わるもんだ。

結果が良くなくても、
正直な気持ちを出せたのなら自分は満たされる。
相手を傷付けてしまったとしても、
正直な気持ちを出しての結果なら、仕方ない、
諦めがつく。人はどうしたって、傷付け傷付けられるお互い様の生き物なのだ、むしろ、それが正直な気持ちであれば、その傷は最も浅いのではないだろうか?そして、傷付け傷付き、そこからまた次の一歩を行くだけだ。

人はなぜ、正直な気持ちを言いにくいことがあるのだろうか?相手の気持ちを考えるからだよね…悪いな…とか、傷付けちゃうかな…とか、あとは自分を悪く思われたくない…とか、、 、まぁ、みんな優しいんだよね、優しくありたいんだよね。

でも、正直な気持ちって、けっこう響くと思うよ。実は一番優しいんじゃないか?って、私は思うよ。
 
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