見出し画像

エッセイの書き方?

若い頃、「エッセイ」という読みものを初めて読んだ時の衝撃は、忘れられません。

「なんだこれは!?」

心の中で、大声で叫びました。
それまで、本といえば物語ばかりを読んでいたのです。特にファンタジーものが好きでした。児童文学からスタートして、ライトノベルに移行。世界設定があって、キャラクター設定があって、ストーリーの流れがあって、伏線いっぱいなのを最後でドカンと回収されるのが好き、、、、、そこに挿絵があったり、カラフルな表紙イラストがあったりして、とにかく「手間がかかっていそう」なイメージ。

それを、エッセイというやつは、覆しやがった。

「なんだこれは!? 自分の体験や思ってることを書いているだけじゃないか。そんなので商売になるのか〜!」

、、、、、、、、文学のの字も知らない私が思うことです。実に単純です。
言い回しとか、話の面白さとか、わかりやすさとか、読みやすさに対する工夫とか、短い中に言いたいことをぎゅっと詰める技術とか、、、、そんなものを読み取れもしない文学音痴。(純文学は読み始めて5秒で寝ます)
ただ読んで面白い、とだけ感じる程度の私の感想は、

「羨ましい❤︎ 私もエッセイ、書きたいな〜」

、、、、、単純なものです。

そして私は無謀にもエッセイを書きたくなり、ブログというツールにたどり着きました。20年近く前のことです。(古)
当時はau one ブログという、今では化石になってしまったサービスからスタート。(今調べたら、本当に化石=サービス終了していた)
その後はmixi、Ameba、と変遷しました。(途中、SeesaaとFC2も使っていました)

さて、その間に、どれくらいエッセイらしいものを書けるようになったのか???? 答えは、この記事を読んでもらって分かる通りです。「ちっとも進化してねぇ〜」
小学生の夏休みの宿題絵日記と大差ない。
時間の長さと、能力アップは、比例しないようです。
(夏休みの絵日記は出したことがないので、小学生の時よりは進化していると自認しています。ゼロと比較すればすべてプラスです、エヘン)

最近、面白いエッセイを見つけました。そのエッセイに出会って初めて、今まで「面白いかどうか」をそこまで気にせずに読んでいたことに気がついたのです。それくらい、この著者さんのエッセイは、文句なしに面白い。

はて? 何が違うのか?
書かれているのは、等身大の著者さん、、、、、よりも大分「下げられた」著者さんのように見えます。嘘を書いているようには見えないけれど、かなり下に書かれている。

その、ダメっぷりが、好感度高いのです。(他人から見た著者さんは、もっとシュッとしているようで、そのことも解説に書かれていました)
人に見えている自分よりも、もっともっとダメなところを、丁寧に書いてある。あ〜、これが、読みやすさと親しみやすさの秘訣かなぁ、と勝手に納得しました。

ダメな自分、には使い道があるらしい。
私など、ダメなところばかりですぞ。ダメが、列になって、百鬼夜行ですぞ。それを書けばもっといい文章が書ける、、、、はず?


面白いのです♪

著者さんは、本業歌人さんなので、少ない文字で面白くするプロでいらっしゃいますからね。面白いのは当たり前かも。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?