見出し画像

らーめんちゃんと餃子くん

ある日、餃子くんはお腹がすいていました

何を食べようか悩んでいたところ、ラーメンちゃんが出前おかもちを持ちながら歩いていました

餃子くんは、ラーメンちゃんに出前のラーメンをくれないかと頼みました

ラーメンちゃんは、いいよと言って餃子くんに出前に持っていかなければいけないラーメンを渡してしまいました

餃子くんはお腹がぺこぺこだったので、一気にラーメンをつゆまで飲み干してしまいました

ラーメンちゃんはにこにこと食べ終わるのを待っていて、お金をいつもらおうか話しかけました

すると餃子くんはお金なんて持ってないよ

ラーメンちゃんがくれたからだ

と言いがかりをつけました

ラーメンちゃんは怒りました

そして自分のラーメンどんぶりから湯気が出てきました

餃子くんはそのまま帰ってしまいラーメンちゃんは仕方なくお店に戻って大将に言いました

餃子くんがお腹がすいていたからラーメンを食べさせてあげた、でもお金を払ってくれなかった

大将にもう一度ラーメンを作って欲しい

大将はしかたなくもう一杯ラーメンを作りラーメンちゃんに持たせました

ラーメンちゃんは出前に行く途中、もうおかもちを開けまいと急いでお客さんのところにいきました

大将はとても心配でした

ラーメンちゃんがまたへまをしないかと

そんな中、餃子くんは口笛を吹きながら公園の近くを歩いていました

そこへ急足のラーメンちゃんがいました

ラーメンちゃんについて行ってみようと餃子くんは思い、後ろから後をつけました

ラーメンちゃんは急足で5分ほど歩くと石ころがあり、つまづいてしまいました

するとおかもちからラーメンがびしゃり

落ちてしまいました

ラーメンちゃんは恥ずかしくなって自分の頭からラーメンが出てきてしまいました

そして、また大将のところに急足で帰りました

大将はやっぱりなとため息をつきながらラーメンちゃんにどうしてか聞きました

ラーメンちゃんは石ころにつまづいて落ちてしまったと言いました

大将はまた仕方なくラーメンを作りました

そして次は落とさないように注意をしました

ラーメンちゃんは真面目なのではい大将わかりましたと言いました

そして、ラーメンちゃんは次は走らずにゆっくり丁寧に運びました

そして配達先の家の人に次はちゃんと運ぶことが出来ました

ラーメンちゃんはほっとしました

一部始終をみていた餃子くんはラーメンちゃんにこう言いました

ラーメンちゃんはどじだなあ

一回目は僕に食べられて

二回目は転んで落っことして

三回目にようやく配達出来るなんて

するとラーメンちゃんは言い返しました

二度目は自分の失敗だけど

最初は餃子くんのせいじゃないか

三回目に出来たからいいよ

ラーメンちゃんはその場から離れて大将のところに帰りました

大将はラーメンちゃんを褒めました

失敗は誰しもある

じゃが、ラーメンちゃんは失敗しても嘘をつかなかった

二回目はお客さんのために急いで行ったことで失敗してしまったが、それはお客さんのためじゃ

三回目は二回目の経験をいかしてゆっくり丁寧に運んだ

それが成功の元じゃ

ラーメンちゃんは大将にありがとうと言った

おわり






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?