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始めないと始まらない

ボスは法律事務所を開く前には牧場経営・肉屋・牛丼屋と6次産業化に挑戦し、40年前当時先駆けだった有機農業の会を地元長崎で立ち上げた。
弁護士として働く傍ら、当時の大規模農場化の政策によって苦み自殺した仲間たちを目の前に悲しみから奮起し政治家を目指し、4回目でようやく当選。弁護士を経て今も自らつくった種子(タネ)やTPP関連の幾つものプロジェクトに先頭に立って関わり続けている。

大学時代には記者になりたかったというのも納得のジャーナリズム精神で、フットワーク軽く日本中どこでも、もちろん国内に限らずイタリアでもアメリカでもスリランカでも、どこでも時間を見つけては飛んでいく。

それでいて周囲へ気遣いを忘れないし、穏和で寛容。だからいつでも周りに声をかけてくださる方、応援してくださる方がたくさんいる。
(もちろん貫く鋭さもありつつも)
すなわち強くて優しくて冷静。
静かに情熱を燃やしているタイプ。

これは私のボスのお話。
今は77歳の喜寿。あと4ヶ月もすればプラス1歳。
 
いつもいつもボスの行動力と発信力には感服するばかり。
身近で学ぶことができてとても幸せ。

前置きが長くなったけれど、ボスとその日いつも通り事務所で仕事をしていたら、ソファーの向こうで電話をしていたボスがお相手の方に冒頭の言葉を。

びびっと来た私は急いでメモに走り書きしたわけです。
 
『始めないと何も始まらないじゃないか』

深い深い。

冒頭のような道を歩んできたボスが発したメッセージだからこそ深みを感じるわけです。

考えてるだけじゃ何も始まらない。
まずは始めることで、次に繋がるご縁や新たな行動が生まれてくるものですね。
 
1つずつでいいから、始めることを始めてみよう。
やってみなきゃわからない!

そんな人生って素晴らしいと思う。

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