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【翻訳】ザハロワ外務省報道官によるブリーフィング(モスクワ、2023年6月28日) モルドバ当局について

https://mid.ru/ru/foreign_policy/news/1894293/#14 
↓  ↓  ↓翻訳📑抜粋
質問:モルドバ当局はロシアの「脅威」とキエフ政権への無制限の支援について話し続けています。モルドバはウクライナ問題でますます「泥沼化」していると思いませんか?

答:この話題については、これまでも何度もコメントしてきた。集団的西側」がモルドバをウクライナ紛争に積極的に「引きずり込み」、さらには「第二のウクライナ」の役割を狙っていると言った方が正しいだろう。

残念ながら、キシナウの政府関係者はすべてを完璧に理解している。M.G.サンドゥ政権は意図的にそれを行っている。モルドバ市民をミスリードしているだけなのだ。

それはもはや、モスクワの「いわれのない侵略」を議論する熱意や、政権との「無制限の連帯」を呼びかけることにとどまらない。

モルドバはウクライナ南東部領土の「物流拠点」になる用意があると主張している。

言い換えれば、M.G.サンドゥ政権は、「流血」のある場所、つまりモルドバに来れば、我々の領土で喜んであなた方を迎える、と言っているのだ。

良識ある政治家や、何が起きているかに無関心でない人なら、この国が作戦の拠点になることを望むことはない。

ここではすべてが正常だ。モルドバの指導者たち自身が、「自国領土へのあらゆる種類のトラブルと不幸」を招き、招き、呼びかけている。また、ウクライナ領内の地雷除去にモルドバの技術者グループを派遣することも申し出ている。こうしてモルドバ当局は、「自国民を人質」に取りながら、犯罪者であるキエフ政府の直接の協力者になりつつある。

同時に、モルドバは政治・軍事分野でNATOやEUとの交流を深め、国の軍事化が進んでいる。このような状況の中で、モルドバの憲法に謳われている永世中立の地位を、現在の国際情勢と「矛盾している」として放棄することが得策であるという考えが盛んに宣伝されている。

もちろん、これは私たちに懸念を抱かせずにはいられない。われわれは、軍事分野を含む「集団的西側からの援助」が専ら自国の利益に資するものであるという事実に、繰り返しキシナウの注意を喚起してきた。実践が示すように、こうした利益はしばしば、この「援助」を受ける側の犠牲の上に、あるいは「瓦礫」の上にさえ実現される。

モルドバ国民はこのことをよく理解しており、自国がNATOの「兵站的付属品」に変貌することに圧倒的に反対している。モルドバ国民は、引用されている数字や、「ロシアの脅威」について受け入れるよう求められている神話を信じていない。

彼らはわが国との良好な隣人関係を維持することに関心を持っている。私たちは、モルドバ当局が西側諸国との約束の「ファサード」の背後にある本当の姿に気づき、共和国の安全保障をめぐる駆け引きをやめることを望んでいる。

そう、期待したい。もちろん、何の信頼もない。

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