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オンラインで創作活動をはじめた頃の話。

 書くことがないので、わたしがオンラインで創作活動を始めた頃の話でもしてみようと思います。

 あ、写真は昨日食べた白くまくんです。


 現代っ子ですのでそれまでもインターネットにちょくちょく触れていましたが、オンラインに草の庵を立てて創作活動をしようと思いたったのは、忘れもしない高校一年生の冬。日付は一月十二日。

 最寄りに駅はなく通学手段は専用スクールバスのみ、周りは山と木々に囲まれ、生徒からは「陸の孤島」と呼ばれるあの高校に進学したわたしは、友達作りもうまくいかずすっかり高校デビューに失敗しました……

 というか入学直後から図書室にこもって片っ端から本読む高校生活などしてたら誰でもそうなる。高校進学直後のわたしは心から反省して。ごめんね。いいよ。

 図書室で本を読んでたら、バスケ部のエース君に「その本、俺も読んだよ」と声をかけられて云々みたいなこともありましたがその話はまぁいずれするかもしれない。しないかもしれないけどわからない。体育会系の爽やかさんと仲良くするのはぼっちにはハードルが高かったということだけわかっていただけたら結構です。


 なんにせよ、かくしてわたしはぼっちの高校生活を始めました。書籍だけが友達。友達はだいたい事件に巻き込まれておおむね人が死ぬ。いたしかたない。

 ただそんなぼっち生活も一年弱続けたら飽きますので、何かしたいなーと思いつつ風呂に入っていたときピンときました。


 そうだ、ネットで創作活動しよう。


 当時のわたしに「早まるな」と言いたい。

 しかしぴーんと来てしまった高校生の行動力は、皆さまご存知のとおりキツいもとい目覚ましいものがあります。

 図書室に「ホームページの作り方」みたいな本があったことも把握していたわたしは、さっそくメモ帳タグ打ちでHTMLを書き始めると、その翌々日には無料のレンタルサーバーを借りて一次創作小説サイトなど作り、これ以上ないほどきっちりと道を踏み外したわけです。

 ここらへんがなかったら、わたしいまクリエイターとかやってない。たぶん。


 せっかくの高校生活をぼっちで走りきったことは遺憾以外の何者でもないのですけど、感受性が強く吸収力のある十代の当時に山ほどあった時間を書くこと・読むことに費やしたのはいまの糧にはなってると思います……が、それを捨てても一般的な青春謳歌しておいたらいまもうちょいまともな人生送れてたんでないのだろうか。ごめんね。いいよ。

 また、長い付き合いとなるオンラインの同好の方々に出会えたことは替え難い資産です。



 とまれ、なみあとのはじまりはそんな感じでした。ここの盛大な踏み外しっぷりがなければいまのわたしはないので否定をする気はないのだけど、もし当時のわたしに会えたら一発ビンタくらいはするかもしれない。

 あ、あと「体だけは気をつけろ」って言う。

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