謎解きウォークラリーがもたらす経済効果
ファイナンシャルプランナーの吉岡奈美です。
元々、地域おこしのために企画され、今や全国で開催されるようになった謎解きイベント。
今回 周遊型の謎解きイベントに参加して、それによりもたらされる経済効果を体感してきたのでnoteします。
市場規模が拡大している
謎解きイベント
「謎解きイベントカンファレンス」によると、2009年ごろから普及しはじめ、市場規模は2015年時点で400億円、延べ体験者数は500万人を超え、現在もその傾向は加速していると予想される。
Forbes JAPANより転載(https://forbesjapan.com/articles/detail/26069)
こうした謎解きイベントが地方の活性化に一役買っているという話題は、数年前から経済ニュースでも流れていました。子供向けのスタンプラリーが毎年、鉄道各社によって開催されていることは知っていましたが、確かにここ数年、電車内の中づり広告で目にするそれらのイベントは、少し大人向けになっているような気がしていました。
トキワ荘謎解きイベント
参加したのは 謎解きウォークラリー
トキワ荘の記憶『消えたフクロウを追え!!』
豊島区の東アジア文化都市 2019 豊島実行委員会主催 2020年のトキワ荘復元ミュージアム開設に向けて、トキワ荘をめぐる記憶を探っていく地域密着型プログラム。謎解き×街歩き。
ウォークラリーの様子
指令書を手に入れるべく西武池袋線・椎名町駅で下車。初めて降りました。
改札を出ると指令書が置いてあります。
謎解きはこの壁画から始まり、
住宅街の中を指令書に従って進みます。
謎解きルートの途中には、トキワ荘復元ミュージアム建設現場があり、
記念碑もあったりします。
そして、謎解きの最後にたどりつくのはこちらのお休み処。
2階にトキワ荘の部屋を再現した施設などもあって、ここで最後の謎解きに挑みます。
最後は やわらか頭が求められる謎かけになっていて、思った以上に楽しめました。
イベントを終えて
周遊型のイベントは運営スタッフのコストを抑えられるそうですが、確かに参加中に出会ったスタッフの数はお休み処にいた3人のみ。
これまで通過するだけだった駅で降車し、その駅周辺に静かな住宅地があることを知り、そして、暑い中歩き回った疲れを取るために、謎解き途中に見かけた地元の小さなカフェへ立ち寄ったりと椎名町駅周辺を満喫。
打ち上げも駅近くのまぐろの美味しいお店へ。予約してくれた人いわく、評判がいいので前々から気になっていたけれど、これまで入る機会がなかったとのこと。
こうやってお店のファンが増えるのもイベント開催がもたらした経済効果と言えるでしょう。
まとめ
謎解きイベントの企画・開催は、その町や村をPRする効果と、滞在時間を延ばすことによる飲食店などへの集客効果があると感じました。
ウォークラリー中は住宅街を通るため、住んでいる人への騒音などの影響はないのかと気にしていましたが、夏休みの週末だったにも関わらず、大勢の謎解き人がたむろするようなシーンを見かけることはありませんでした。
また今回のケースでは、大都市・池袋駅から1駅の立地にも関わらず、静かな住宅街だとわかったことはいい意味で予想を裏切られました。もし、引っ越しを考えていたらこの場所も候補にあがるのかもしれません。
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