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【行ってみた】六本木クロッシング2022展:往来オーライ!

びっくりした。色々と、びっくりした。

まず、この企画展の重厚さ。
参加するアーティストさんの数。そして作品数。

足が疲れて最後は少し駆け足で見てしまったけど
一つ一つじっくり見れば、3時間はいられた。

一人一人のアーティストさんが
魂を込めた作品たちだった。
いつもそうだけど、今日は特に感じた。

それから、キュレーターさんの愛。
各アーティストの紹介文から、熱と愛が溢れてた

この人をなぜ選んだのか。
この人が何を考え、何を問いとして投げるのか。

あの紹介文たちが作品だった。敬服。

そして、泣きそうになる場面が何度もあった。
中でも忘れられないのは、松田さんの映像作品
(映像のため写真取れず)

たぶん、松田さんだったと思う。
刺さりすぎて確認するの忘れた…

スナック太平洋という、お店のママの物語。

彼女にあることを問われたとき
私は「ごめん、私には分からない」と思った。

くしくも、「自分から分断を作りたくない」と
いう願いをコーチに伝えた2日後だった。

分かってあげたいというのも痛烈なエゴであり
助けてあげたいというのは最大級の余計なお世話

無力な自分。
すぐ近くにある苦境に、気づいていない自分。

まずはそれらを素直に見つめることからだ。

弱者を生み出す社会的システムに
自分が加担しているのにはいつも腹が立つけど

だからこそ、奮い立つ力も湧いてくる。
私がやれることは、精一杯やらなければと。

六本木ヒルズ53階は今、
色とりどりの、形も豊かなエネルギーでいっぱい

この企画展は、森美術館だからやれるんだなぁ

喜びと悲しみ、生と死、分断と統合。
全体性を一気に回復させてくれる空間。

ああやはり、
これに出会える東京は、最高だ。

(写真が順不同で見づらいですが、
カオス感を味わっていただければ…)