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クルミ

前回、あまり深く掘り下げられなかったジェモセラピーの話をしたいと思う。前回はかなり長いので、大分端折って説明すると、あるきっかけで息子がまともに学校に行かれなくなった経緯とその回復の過程を書いている。
その回復過程で、クルミのエッセンスを飲み、現在も継続中なのだが、それについて書いてみよう。

ジェモセラピーとは、植物の新芽をアルコール、グリセリン、水に浸けて成分を浸出させた液のエッセンスを飲むものだ。エッセンスは1日2回、1回15滴を目安に水に垂らして飲んで、体や心に穏やかに変化をもたらす、自然療法の中の植物療法のひとつで、20世紀になってからフランスの医師によって確立されたものである。
漢方薬のヨーロッパ版みたいなものと捉えていただければ理解が早いかもしれない。
(このあたりの詳しい話は別の記事で改めて触れてみたい)

ジェモセラピーのセラピスト講座を受講する中で、様々なエッセンスを家族や友人に実際に使ってもらい、その変化を受講者と共有する。
最初の選択を息子の状況に合わせて講師の先生に選んでいただき、飲用を実践した。エッセンスは子どもやペットにも利用できるが、その場合は主にケアをしている人(今回の場合は母親である私)も同様に使うと共鳴して変化が見られることもあるということで、私も飲用した。

最初に選択されたエッセンスで、ずっと継続して飲んでいるものがクルミである。
様々な植物のエッセンスの中で、クルミは腸に不安や不調がある人への第一選択肢で、その他にも様々な不調に対応しているので列記してみよう。

  • 呼吸器(副鼻腔炎、扁桃炎、気管支炎、喘息、扁桃腺炎)

  • 皮膚(乾癬、湿疹、強皮症、とびひ、にきび、水虫、カンジタ)

  • 血液(動脈炎、心筋炎、血管拡張、糖尿病性網膜症)

  • 神経(不眠症、無気力、リンパ性体質)

  • 消化器(腸内フローラを整える、慢性膵炎、糖尿病、吸収不良症候群、肝硬変、赤痢、寄生虫病、重金属の蓄積)

  • 関節(進行性多発性関節炎、関節周囲炎)

  • 心(外部の影響から守り、安心して過ごす)

植物療法の中では、植物の自生する姿はその植物がもたらすものを表しているとされる。

クルミは広々とした豊かな暖かい土地に一本ぽつんと立っているのが自然の姿だという。その植物の根からは、他の植物を寄せ付けないようにさせる成分が出されているから、他の植物は生長できないのだという。
そこから、周囲の状況に左右されずに自分軸を持つことができるようになるとされ、雑踏で人酔いしがちな人が、周りの喧噪による心身の消耗の軽減を飲んで数時間で体感した人もいる。

また、クルミの実を見るとその形やくにゃくにゃとねじ曲がった模様から脳や腸を連想させる。クルミのオイルはオメガ3やオメガ6という脳に良いとされるオイルが抽出されるし、様々な腸の不調に対応していることは前述の通りである。

私は他人軸から自分軸への変化を自分自身で体感した。
何かをするのに私がそうしたかったらそうしたら良いのである。周りの人がどう思うか、世間ではこうだから、などというのは放っておけば良い。というのはよく言われることだ。
自分では自分のしたいことをしているつもりでいたが、まだまだ変に気を遣っている私を見つけ、そういう私はもういいかな、と思うようになった。

息子は少しずつお腹の調子が安定するようになり、登校できる日が徐々に増えた。他のエッセンスとの兼ね合いもあるので、クルミのみでの変化と断定はできないが、効果はあったと思う。
また、小児喘息の治療を長らく続けている息子には、このエッセンスは当面取り続けて、減薬できるようにしたいと考えている。

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