仙人 その2
「やっぱそうだよなぁ でも逆に新しくない?」
「...」
「ほらさ 綺麗なお姉さんってCMあるじゃん だから男も清楚系ってことで 安心なお兄さんはどうですか?って 笑」
「男がワキ毛剃ってどーすんねんw」
「剃らん 剃らん」
そんな感じで始まったあーくんとのやり取り
こいつどうしようもない奴だったけど本当におもろかった
口ぐせは「清楚系好きなんだよね 実は 男は最後は清楚系なんだよね」って言って白い服着た女性が大好きだった
俺からすると白いワンピ着た子はただ単に自分大好き人間なだけだと思うんだけど(要は手強いw)
クラブでそんなウブそうなJD見つけては「行くぞ」って行って2人で声かけ
「自分達初めてなん?」
「!!!」
「怪しくないでー」
「充分怪しいやん」
「俺こう見えて真面目なんだわー」
「うそぅ」
「ほら類は友呼ぶって言やん これツレ 仙人に見えるやろ-」
「仙人なら自分こんなところで何しとんのw」「んー悟りやな」
「何の?」
「人生と愛について(遠い目」
「www」
この後はまあ あーくんは知らない間に消えてった
結局いつもいなくなって残った女の子と踊って終わり
自分はやっぱり正真正銘の仙人なんだけど
おかげでハウスミュージックが更に好きになったんだっけw
でも結局浮くのが嫌だから服も変わっていったんだけど
「そんな格好だと俺もう仙人作戦使えんやんw」
「何言うとんのw あーくんのショップの服ですけど」
「どんだけチャラついてんねん」
「オメェが言うなw」
そんな感じだったけど クラブだけでは飽き足らずラウンジの女性達とも会話するように
続く
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