人生のフェーズ2

私は20歳まで自分はAB型だと思って生きてきた。
正しく言えば、生まれた病院が血液検査をしてくれなかったので、20歳に職場の健康診断で調べるまで知らなかったのだ。

本当の血液型はA型のRH+という日本で1番多いごくごく平凡な血液型だったのだが…

まぁ、そもそも「血液型と性格なんて科学的な根拠はないからね」というと、また「そこがAB型っぽい」と言われていたのだけれど、どこか変わっていると周りから指摘され、「=AB型」という単純な思考回路をなぜ信じていたのか、今となっては逆に不思議だ。

その答えは単純で、ただ単にAB型は変わっていていいという周りからの視線が楽だっただけだ。変わっているということが許されるAB型は素晴らしい。

というわけで、もうそろそろ私はAB型(だと思っていた)の自分の期間の半分の時間をA型として過ごすことになる。
最初はA型の期待に応えられるか不安だったが、それなりにやってきたと思う。
1番多い血液型ということは、あげることももらうこともできるということだから生存確率はだいぶ高いということだし、悪いことは少ない。

ただ、そのAB型だと思っていたということと関係があるかないかわからないが、就活の時などにやらされる自己分析が私は苦手だった。

質問に対し、「そう思う」「そう思わない」「どちらでもない」をつけていくアレだ。
「そう思う」時もあれば、「そう思わない」時も同じくらいある。どちらかと言えばもないくらいに陰も陽も50/50なのだ。
だからひたすら「どちらでもない」にチェックをつけていた記憶があり、「この分析意味あるのかな?」とずっと信じていなかった。
そういう部分も二重人格と言われるAB型っぽい所なのかなぁ…と片付けていた。

そして、来年私は30になるけれど、少しづつ意識が変化している自分に気づいてきた。

それまでは自己分析が苦手なように、自分より他人の生い立ちだとかなにが好きだとかの話を聞くことが好きだった。
ただ、最近は自分に興味を持ってきた。
ずっと続けてきた仕事を辞め、何になってもいいんだと思った時にまだまだ新しいことや自分の好きなことにチャレンジできるんだ!と思ったことがきっかけで、自分にはなにがあるか、自分は何がしたいかを考えた。

まぁ、結局のところずっとアルバイトでお世話になっていた会社に正社員として在籍したのだが、ひとつだけ持っている資格の保育士も久しぶりにやってみるか!と、アルバイトとしてぽーんと保育の現場に飛び込んでみた。
フレックス制を存分に使い本職の前に保育士もしている日々だ。

できるのであれば、これから結婚・出産・子育てを経験していきたいとも思っている。

「人生のフェーズ2」が来てる感…

まだまだ勉強したいこと、経験したいことがいっぱいある自分がなんだか嬉しい。

人生100年時代。私はまだ3割しか生きていないが、一体人生はフェーズ何番まであるのだろうか?

シンプルに楽しく生きていたいなと思う。

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