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統合デザイン学科推薦入試ってどんな感じ?

(2021年7月13日編集)

こんにちは、はじめまして。なめたです。
このnoteはコロナ禍でなかなかオープンキャンパスに足を運べないこの時期に、少しでも受験生の役に立てばと思い書いております。
勝手にオンラインオープンキャンパスの様な役割になれたら、と。


今回は

統合デザイン学科推薦入試ってどんな感じ?
どういった書類を用意すれば良いの?
企画・構想とプレゼンテーション面接はどのように進んでいくの?
どういう対策をした?

というお話です。

そもそも、統合デザイン学科とはなんだ?という方は、こちらのnoteからご覧ください。

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絵が描けなくても入れる美大?!
https://note.com/nameta_/n/n4b460e6975bc

ここでもお話ししましたが、

推薦受験での項目は

①事前提出書類
→志願理由、
ポートフォリオ
②企画・構想
③プレゼンテーション面接

大まかに言うとこの3つです。
その話を詳しくする前に、私の進路を決めるまでの話を少し書きたいと思います。

今回は試験内容にかなり触れていくので長いですが、皆さんにとって有益な情報を与えられるように最善を尽くします。

目次
1. 統合推薦はいつ決めたの?
2. 提出書類について
 ①志望理由
 ②ポートフォリオ
3. 企画・構想
4. 面接
番外編
絵が描けない人が美大でやっていけるの?

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私が統合デザイン学科を志望したのはお恥ずかしい話、高3の夏休みあたりから。本格的に進路変更をして推薦準備にあたったのは9月からです。元々は一般大学に進む予定でしたが、やはりデザインをやりたい気持ちが大きく、急な進路変更を決断しました。
ですので、この投稿で進路を決めかねている受験生の方がいたらギリギリの時期でも受けるには問題無いと思います。出願2ヶ月前に決めたヤバい奴がここにいますよ!

元々は一般入試のつもりでしたが、なんせ高3まで画塾にも通わずにいたこと、そしてプレゼンテーションの方が得意であったことから推薦入試での準備を進めました。

さて、次からはちゃんとした推薦準備に必要な話です。

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まず、提出書類関係なく、全てにおいて統合デザイン学科の大切にしている項目として、問題解決能力というものがあります。
デザインというものは視覚的に美しくするものと勘違いされがちですが、見やすく・使いやすく改良することがデザインの根源にあります。
問題があることを解決する、それこそが統合デザインの教えるデザインです。
ここに留意して、これからの準備をしていきましょう。

①志望理由

1000字での志望理由書類を提出する必要があり、これはどの学科の推薦でも必要な書類です。
私は学科長の深澤直人先生のデザインが入学前からとても好きだったので、自分がデザインに興味を持った経緯と深澤先生への愛を綴りました。志望理由は学科へのラブレターです。
真面目に言っています。愛=学びたいという気持ちです。それをいかに伝えられるかを考えて書きましょう。

②ポートフォリオ

これが一番大切な事前提出書類です。
どういったことを提出するかというと、

「高校三年間で自分が行った創作・経験によっていかにデザインに興味を持ったか」

というアピールをするポートフォリオを提出します。

ポートフォリオとしてしっかりと製本をしてもいいとは思いますが、私は無印良品のバインダーでまとめた物を提出しました。製本は時間がかかりますし、その時間があれば中身の書類のクオリティを上げることも可能ですからね。あまり製本に関しては無理しなくてもいいと思います!

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さて、ここからは実際に試験会場で行う内容です。

統合デザイン学科は八王子キャンパスではなく、上野毛キャンパスが校舎となっており、試験会場も上野毛となります。


ちなみに、
昨年度は定員12名、志願者20名、合格者9名
という結果なので、ほぼ倍率は2倍。
試験会場の人数が半々になると考えていいと思います。私の時(2018年度)もほぼ2倍でした。

1日目は提示されている問いに対して企画・構想を立て、2日目はその1日目に考えた内容を学科の先生方にプレゼンテーションをするという流れです。

試験会場で行われる試験は
「問題解決」の能力を図るもの。といっても分かりづらいでしょうから、実際の問題を見てみるのが1番です。

過去問題はこちら

1日目の企画・構想は3時間で6枚の手描きスライドを作成します。提示されたテーマとその問題点をどう解決するかが問われます。一昨年は「スマートフォン」、昨年は「オンライン授業」でした。
自分で身近なテーマを考えて繰り返し練習したり、自分の中でスライドの分配を決めておくといいかもしれません。3時間かなり短いです。

ただでさえ統合デザイン学科は最近出来た学科で、推薦はそこからまた何年後かに始まったものなのであまりにも過去問は少ないです。
また、私の頃とは試験形式が少し変わっていますので余計に対策がしづらいのがこの学科。この記事を読んでいただいても、今年はまた変化球が来てしまうかも、なんてことも考えられます。

しかし、先生方が推薦生に求める能力はどの年も変わっていません。「問題解決能力」そして「デザインへの熱意」、これさえ押さえられていれば問題はないと思います。

問題解決能力を身につけるために私は小論文を対策として行っていました。世の中をより良くする発想が柔軟に出せるように日々訓練しておくといいと思います。具体的に言えば、現行のデザインの良いところと悪いところを考えて、自分ならこうするという発想までやってみる。また、これは小論文としての対策で重要とされていることですが、新聞やニュースで知識を得ることで発想の転換がしやすくなります。試してみてください。

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次はプレゼンテーション面接です。

用意されている面接部屋は2部屋、その部屋で同時にプレゼンテーション面接が行われていきます。構成としては4対1での面接となります。

そして、私は入った瞬間に顎が外れるかと思いました。なぜならば、目の前に深澤直人先生がいらっしゃったからです。まさか学科長自ら面接をすると正直思ってなかったため、かなり焦りつつも嬉しかったです。ですので、覚悟しておいてください。
もう一部屋の方は永井一史先生が中心メンバーだったそうです。それもそれで羨ましいです。

話を戻します。

教室前方にはスクリーンがあって、一日目に描いたスライドが映されています。このスライドを教壇の上のノートパソコンで見せていき、マイクを持ってプレゼンをします。

時間の合図でベルが鳴らされますので、焦らないように知っておいた方がいいと思います。特に時間が提示されているわけではありませんが、タイトルを含む6枚のスライドに適したプレゼンテーションをすれば問題ありません。

プレゼンテーションの後はわりかしゆるい面接が待っています。

最初に当時の私が感じた感想としては
「めちゃくちゃ楽しかった…」でした。心配していた母に私はテンション高めで面接内容を伝えるほど。


面接で聞かれる内容としては

①志望理由
②デザインとはどういうものと理解しているか
③ポートフォリオの内容
④プレゼンテーションの内容についての質疑
 講師の先生からの講評

といったところでした。
あとは深澤先生から「デザイン楽しい?好き?」と聞かれて満面の笑みで「はい!」と答えたぐらいで、他の質問はされてないです。本当に緩かったので、圧迫面接対策は必要ありません。
友人曰く、その他には部活のことなどが聞かれるとのことです。
目の前に好きなデザイナーがいて、自分の話が出来る機会なんて早々ないので面接というよりは「トークショー」に参加してる気分でした。


さて、ここまでが多摩美術大学統合デザイン学科推薦受験の内容です。この推薦入試は自己推薦方式ではなく、公募推薦方式であるため、高校の校長からの推薦書が必要となります。
また、専願なので受かったら別の大学や学科を目指すことはできません。

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ここからは番外編。
入学して早一年が経った美大生的に
絵が描けない人が美大でやっていけるの?
という話。

前回のnoteでもお話しした通り、多摩美術大学統合デザイン学科では推薦入試だけでなくセンターⅡ方式のみでも入学が可能なので、その二つの方式で入学した人たちが「絵を描かずに入学した生徒」たちです。

結論から言うと、
この生徒たち誰一人として私の学年で留年した人はいないです。

なぜならば、統合デザイン学科は描写の授業で推薦・センターⅡ利用の生徒用に別クラスを設け、優しく一から教えてくれるからです。(希望制なので、自分の絵に自信がある人は通常クラスで学ぶことも可能です)
本当に描けない人は練り消しの使い方から教わるくらい。本当に描けなくても、統合デザイン学科は別の分野が長けている生徒を見極めているので、推薦や共通テストⅡ利用のような受験方式を採用しています。
ですので、そんなに心配しなくても大丈夫です。私もなんとかやっていけました。


高校三年間でどれだけ頑張ったか、を大学に提示するのが推薦試験です。コロナで慣れないオンライン授業などが続いてると思いますが、ちゃんと成績を取りつつ、様々な経験をして受験への糧にしてくださいね。


共通テストⅡ方式で入試を考えられてる方の需要がありましたら、それもnoteに書くつもりなのでコメントやTwitterでのご連絡お待ちしております。推薦の相談等もお気軽に。

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それではまた!

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