Time

もうおしまいだ

羊飼いの歌が
貴方の消えた現実に
仮想の雪を降らせて
傲慢な見積書に
罅を入れた

もうお開きだ

貴女のいない世界など
記述する価値も無く
妄言を見据える陰が
俺のいい加減さを讃える

もういいかい

少年と少女は
出会い
歌い
別れ

もういいよ

未来都市
明確な
夢を
実行し
薄れ

新たな物語の
呼び水となり
新たな二人が
また
現れた