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【ギター】ピックの選び方

こんにちは!ナ〆ナナメなめななめです!

今日はギターを演奏する上でとても重要なアイテム「ピック」のお話です。
ご存知の通り、弦を弾いて音を出すためのものですが、様々な種類があって、素材や厚さなどの違いが演奏のしやすさや奏でる音色に大きな影響を与えます。

筆者はこれまで長い間ジムダンロップの、"トーテックス素材""ティアドロップ型""厚さ0.6mm"のものを長年使ってきたのですが、最近少し厚くて硬い素材(セルロイド)のピックを試したらカッティングの切れ味が増したように感じて、メインのピックをもう少し厚くて硬いものにしようか考えているところです。

このことをきっかけにピックの選び方について少し勉強し直してみました。
というわけで、今回はピック選びでお悩みの方に向けて「ピックの選び方」のヒントをご紹介したいと思います。


【ピックの選び方(STEP)】



STEP1. 演奏のしやすさを重視

ギター歴が浅く、ピック選びの基準がまだ定まっていない方はとりあえず演奏のしやすさを最重視するのが良いでしょう。
しかし、判断基準がないと選ぶのも難しいと思います。はじめは下記の2点に注目してみましょう。

  • 持ちやすいか?(落ちやすくないか?弾きながら角度がずれたりしないか?)

  • 弦に当てやすいか?当たりすぎないか?(ピックの大きさや先端の角度)

演奏時に上記2点について気になるようだったら違うタイプのピックを試してみると演奏が改善されるかもしれません。

ピック選びで注目する主なポイントは下記3点です。

  • 素材(セルロイド・ナイロン・トーテックスなど)

  • 形(トライアングル型やティアドロップ型など)

  • 厚さ(一般的な厚さは0.6mm〜0.8mmあたり)

ざっくりと「初心者向け」としてオススメするならば、例えば柔らかい素材(ナイロンやトーテックス)で、持つ面積が大きい「トライアングル(おにぎり)型で、薄い「厚さ0.4〜0.6mm」のものは扱いやすいと思います。

ただし、ロック志向で低音弦をズンズンザクザクしたい人は0.8〜1.0くらいの厚いけど厚すぎないくらいで柔らかすぎない(セルロイドなど)ピックなどの方が力強い音が出せて良いと思います。


STEP2.奏法に向いているかどうかを重視

ある程度ギターの経験を積むと自分がよく演奏するスタイルが定まってくると思います。

極端な2例を挙げると、こんなケースがあると思います。

  • 「弾き語りをするので主にコードストロークやアルペジオを弾く

  • 「ロックバンドでリードギターを担当しているので、単音弾きが多い

このように同じギターの演奏でも、どのような立ち位置でギターを弾くかによって奏法が全く違ってくるため、向いているピックも変わってきます。

では、どのようなピックがどのような演奏に向いているか?
例えばピックの素材や厚さは「ストローク(コード弾き)に向いている」「単音弾きに向いている」などの指標になります。

ChatGPTにピックの厚さの違いによる例をいくつか挙げてもらいました。

※使ってみたかった

【ピックの厚さと向いている奏法の関係】
  - **薄い(0.38~0.60mm)**:ストロークに適しており、柔らかい音が出ます。
   - **中程度(0.60~0.80mm)**:バランスが取れており、幅広いジャンルに対応できます。
   - **厚い(0.80~1.20mm以上)**:リードプレイや単音の演奏に適しており、力強い音が出ます。

ChatGPT より

※↑筆者の感覚としても、間違っていないと思います。

現在筆者が使っているピックのように、柔軟性がある素材のピックはコードストローク時に滑らかに弾けて快適です。かと言ってストローク向きに特化しているというわけでもなく、単音弾きでも困ることはありません。万能と言っても良いと思っています。

ただし、今よりも演奏技術に自信がない頃に選んだまま惰性で使ってきたピックで、現在は演奏のしやすさよりも表現力の方に意識が向いているため、違うピックを試してみようかという気分になっているところです。


STEP3.出したい音色に向いているかを重視

筆者のプレイスタイルというか好きな演奏はリードプレイで、甘めのトーンが好みです。そうなると、ピックは厚めで硬いものが向いています

10年以上前になりますが、筆者はジャズ・フュージョン系の演奏に憧れて先生に習っていた時期があり、その手のジャンルで定番とされている「JAZZⅢ(黒)」というピックを先生から薦められて使っていました。

JAZZⅢはとても小さいティアドロップ型で先端が鋭利な形。硬い材質のため、ストロークやカッティングは難しかったのですが、単音のフレーズは弾きやすく、太く甘い音が出てとても好きでした。今でも主にリードプレイをする時にはJAZZⅢを使いたくなる時もありますが、このピックでコードをかき鳴らすのは苦手です(技量の問題)。

JAZZⅢをメインにすることも考えていたのですが、いざバンドに入るとコード弾きの割合が多く、演奏技術にそれほど自信がなかったため、柔らかいピックを選ぶと安心できたという理由もあって、現在のピックに落ち着きました。

今はJAZZⅢとまではいきませんが、もう少し音に切れ味を出したいという理由と本来自分が好きな太く甘い単音を出したいという目的で新しいピックを試そうと考えています。
筆者はずっとピック迷子というか、思考停止状態でずっと同じピックを使い続けていたのですが、今回初めて自分の意思で音色にこだわってピックを選ぶことになりました。一人前のギタリストに一歩近づけたような感覚があります。(立派になったね・・・)


というわけで、今回はピックのお話。
この分野は筆者にとってまだまだ学習段階なので、今回の記事を書くために色々調べていい勉強になりました。

参考になりましたら嬉しいです。

ではでは、ピック沼に潜ってきまーす。

ナ〆ナナメ

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