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生まれてからずっとゲームがあった

生まれてから31年。私はゲームに囲まれて生きてきた。

思い出せる最初の記憶は、父がテレビでドラクエをしている記憶だ。多分ドラクエ3だと思う。

多分ラスボスのゾーマと戦っていた….気がする。

うちにはファミコンのソフトが30個以上あって、物心ついた頃からゲームが身近にあった。父も二人いる兄達もゲーム好きで、私はそれを見ながら育った。

見てるのが好きだった。家族がプレイするのを後ろから見ていた。

うちにはいろんなソフトがあったが、1番記憶にあるのがバガボン。主人公のパパが死ぬと天使になって飛んでいくのだ。BGMも相まってとても怖かった。今見るとかなりコミカルなのに、幼稚園児には怖い演出だったようだ。

小学生になると自分でもゲームをするようになった。SFCの星のカービィスーパーDXは兄とよくプレイした。兄が接待プレイをしてくれるので、私でも問題なくできたのだ(兄には迷惑をかけたが)。

一人ではじめてまともにプレイしたのはドラクエ5。途中で行き詰まってカジノですっからかんになってやめてしまった。その後PSのリメイクでクリアできた。

お年玉でぷよぷよSUNを買った。いとこのお姉ちゃんがとっても上手くて教えてもらった。今だに攻略本を持っていて、たまにぺらぺらめくる。今見ると絵柄がちょっとエッチだ。

小学校高学年の頃、ニンテンドー64が出た。でも何故かうちにはドリームキャストがあって、64がなかった。今考えても64の方が良かったが、買ったのは兄なので何も言えない。

64は友達が持ってたので、スマブラやマリオテニス、マリオパーティなどはやらせてもらった。四人同時で遊べるというのは画期的だった。


中学生になった。女の子でゲームしてる!って子は少なくなった。

思春期もあって中高生の頃はあまりゲームをしてる、って言いづらかった。でも時代はプレステ全盛期。面白いゲームがたくさんあってハマった。兄のお古のゲームボーイアドバンスを貰ったのもあって、部屋でゲームできることが幸せだった。

逆転裁判で始めて徹夜をした。SO2で周回プレイをした。TOEの極光剣のコマンドがうまく押せなかった。

アクションが苦手で、RPGが好きだった。

徐々に、ゲームが好きなオタクな私と学校に通って部活をしている私が別人に思えてきて、気持ち悪く感じた。それでもゲームが好きだって言いづらくて、それが本当に辛かった。

その頃にはインターネット上で友達を見つけていた。高校生になるとそれが顕著になり、バイトもしていたので学校には惰性で通っていた。それでも高校のクラスメイトでゲーム好きな子と知り合えたのは本当に幸せなことだったと思う。

その友達といろんなゲームをした。マイナーなゲームだけど、OZというゲームにはまって何度もやった。このゲームのおかげでアクションへの苦手意識が少し薄れた。

ゲーセンに通っていたのもこの頃。ポップンミュージックは下手だけど好きだった。マジックアカデミーは、友達と協力して1番上のクラスまで到達したが、そこはもう魑魅魍魎が多すぎてただの高校生には厳しい世界だった。

うちにはどんどんゲームが増えていった。部屋にも兄のお下がりであるパソコンがあって、受験期はニコニコ動画黎明期でゲーム音楽やアニソンを聴きながら勉強していた。


大学生になった。この頃はおしゃれも好きだし、ゲームもアニメも好きな女子大生だった。自分を偽る必要もないと思ってたけど、オタクなことは言わなくてもいいかな?って感じだった。

可愛い格好して化粧して大学に通っていた。ミュージックプレイヤーから聞こえる曲はほとんどアニソンかゲーム音楽だった。

その頃アイマスにはまった。PS3のグラでやるアイマスは本当に綺麗で、出てくる女の子は本当に可愛くて、私の中の理想だった。

中高生のときに悩んでいた、二面性な自分が上手く融合していく感じがして気持ちよかった。同じ趣味の友達と出会えたのも大きくて、オタク=陰キャじゃなくて明るいオタクがいてもいいじゃん!と思えるようになった。


気づいたら成人していた。

成人して、このままずっとゲームが好きなんだろうなと漠然と思った。だって生まれてからずっとゲームがあって、未だにゲームで遊んでいる。ゲーム音楽を聴いて、ゲーム実況もたくさん見てる。

多分一生こうなんだ、おばあちゃんになってもきっとゲームしてる。

よし、結婚相手は一生ゲームしてる私を尊重してくれる人にしよう。

そう決めて、今の旦那と結婚した。旦那はゲームオタクじゃないけど、私の趣味は決して否定しなかった。だから、旦那の大好きなXの事も私は否定しなかったし、これからも車でXの曲をたくさん聞くだろう。

結婚式で、どうしても流したい曲があった。クロノ・トリガーの「遥かなる時の彼方へ」

誰にも気づかれないと思ったけど、何人か気づいてくれて嬉しかった。


数年して、長男が生まれた。こんな長い間ゲームをしない日々ははじめてだった。

ゲームするよりとにかく眠くて、はじめてゲームしなくても生きていける!と思ったけど、少しでも余裕が出来たらゲームしたくてたまらなくなった。


そして、現在。次男を寝かしつけたあとSwitchでどうぶつの森をやる日々である。

まだ子ども達はゲームしたことないけど、数年したらやるようになるだろう。

そしたら私は一緒にやりたい。お母さんは容赦しないぞ。でもアクション苦手だから、きっとすぐにお母さん弱い!とか言われちゃうんだろうな。

ドラクエは1からやらせた方がいいかな?3からやるのも面白いかな?FFは私は5が好きだけどまだシステム的に難しいかもしれない。

クロノ・トリガーは絶対やって欲しいけど、あまり押し付けしたくないな。


今の時代はオタクに寛容でいい社会だと思う。好きなものを好きだと言える社会。だからこそ、子ども達には好きなものをずっと愛して欲しい。

私もきっと、ゲームをずっと愛してるから。







#自己紹介をゲームで語る

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