初めてのペットのインコさんその2
相変わらず毎日こたつに入るプーちゃんに、幼い頃の私は違和感を覚えていた。
野生の鳥なのにこたつで過ごしていたら体に悪いかもしれない。
などと、小さな子供の浅はかな考えで
その時はやってくる。
母もペットを飼うことにあまり知識もなかったせいか、私が全てお世話をすることが日常だったので何をやっていても任せっきりだし、それほど気にすることもなかった。
ある日の夜…
こたつに行かないようにするために、ゲージが開かないように紐を結んで一晩過ごした。
そして次の日の朝、プーちゃんは巣の中から全く出ることなく、鳴き声もしなかったので様子がおかしいと思い慌てて開けると、巣の中で硬くなっていたのだ。
プーちゃんは私のせいで寒さで死んでしまったのだ。
うちは安アパートのせいで暖房がついてないとものすごく寒い部屋になってしまい、プーちゃんはこたつが唯一の暖を取れる場所だったのかもしれない。
初めてのペットの死を目の当たりにして、一日中泣き、その後もしばらく落ち込んでいたのだが、
幼いながらも、もっと色々対策をすればとか後悔しかなかった事だけを覚えている。
余談だけど、その後一月以上してから、性懲りも無く、最初に掲載した写真の青い鳥と同じようなインコさんを購入。
そのひと月後、ケージの掃除中に脱走されて戻らなくなるという事件が起こり二度とインコを飼うことはなくなりました。
空を飛んでいく姿を見ながら泣いたのは言うまでもない。🦜
この頃学んだことは、生き物を飼うのは大変。死んだら悲しい。(あたりまえ)
これは大人になるまで続く…
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