マッシュアップと選択1

マッシュとウォッシュって似てますね。
洗濯ではなく選択の話。

選択の重ね

2曲(以上)の重ねとも言えるマッシュアップは、選択の重ねによって出来上がります。
一つ前の記事テーマ「選曲」から選択が始まります。この選曲が要点であることは先の記事で述べた通りです。

では選曲の後に待ち構える選択は何があるか。
作る時は無意識に選択を繰り返して、気付けば出来上がっているのですが、改めて考えて言語化してみると面白そうだったので書いていきます。

伴奏とボーカル

一般的な2曲のマッシュアップを例にします。
もう一度ウィキさんの説明文を見てみましょう。

マッシュアップ(英: mashup)とは2つ以上の曲から片方はボーカルトラック、もう片方は伴奏トラックを取り出して、それらをもともとあった曲のようにミックスし重ねて一つにした音楽の手法である。

ウィキペディア

はい。
選んだ2曲、どちらを伴奏にして、どちらをボーカルにするか?
これが選曲の次に来る選択…いや、選曲時点で決まっているのがほとんどかもしれません。

しかし、
「A曲の伴奏×B曲のボーカル」の相性が抜群だった時、その逆パターンである
「B曲の伴奏×A曲のボーカル」も相性が抜群の可能性を秘めています。

試しに逆パターンも作ってみるのもいいかもです!というよりは、一つの動画内で逆パターンへのスイッチをしているマッシュアップも沢山あるので周知の事実!

<ラップ>

逆パターンがハマりにくい組み合わせもあります。
マッシュアップの発祥・原点的なもので、ラップをボーカルとした場合。海外の有名・定番マッシュアップはラップ系が多いイメージです。
国産マッシュアップにおいても、アニソンを伴奏として英語のラップを乗っけたマッシュアップは人気がありますよね。(最近のその辺の事情は分かりません💦)

すいません、書いてる途中で気付きましたが、HIPHOPの名トラックにアニソンボーカルを乗せたマッシュアップ、有名なのいっぱいありました。

<ボーカルがない曲>

ゲーム音楽、クラシック、インストゥルメンタル、何かのBGM、柴又、etc…

ボーカルがない楽曲も世の中沢山存在します。これらは自ずと伴奏トラックになりま…せん!!!!
柴又だったら主旋律の仏像パートをボーカル扱いしてしまいます。

ボーカルのある曲でもギターソロパートだけを狙い撃ちした場合、それをボーカル扱いして別曲に乗っけるのもマッシュアップになりますよね!?

<片方はボーカル、片方は伴奏>

その固定観念に縛られてはイケナイ…
実際、伴奏+ボーカルで構成される原曲の2つをそのまま重ねたマッシュアップも沢山あります。
音も歌詞も重なりますのでゴリ押し感は多少出ますが、これは前記事で語った「2曲とも知らない人」にも何をしているかがハッキリと分かるものです。


そう考えるとマッシュアップの組み合わせの選択は以下のパターンへと拡張されます。

「A曲の伴奏 × B曲のボーカル」 とその逆
ウィキペディアさんのご説明。

「A曲(伴奏+ボーカル) × B曲(伴奏+ボーカル)」
原曲(ボーカル有)そのまま同士のマッシュアップ。
ごちゃごちゃ感が癖になる!ごちゃごちゃしない組み合わせを見つけた時、それは奇跡の一品となるでしょう。


「A曲(伴奏+ボーカル) × B曲のボーカル」 とその逆
ボーカルの重なりが気持ちいい時の気持ちよさ。(語彙力低下)
ニコメドでも”重ね”と言ったらコレかなと思います。(ボーカルがない曲は主旋律をボーカル扱い)

界隈曲/ヤツメ穴的なボーカルの重ねで歌詞にも繋がりがあるとより脳汁(マッシュアップでは高難易度)
これは有名なマッシュアップを紹介します。

↑凄すぎます。人力ボカロも映像/歌詞表示の表現も含めてヤヴァイ!!
リコーダー部分は伴奏×伴奏のパターンでもあります。

「A曲(伴奏+ボーカル) × B曲の伴奏」 とその逆
ドラムやベースなどリズム隊のみで構成された曲・パートを合わせて伴奏を豪華にさせてみたり!

「A曲の伴奏 × B曲の伴奏」
伴奏そのままの重ね合わせだったり、特定楽器や主旋律や特徴的なメロディラインだけを抜き出したり強調させて重ねたり。(前述の「ボーカル扱い」の解釈)

「A曲のボーカル × B曲のボーカル」
アカペラマッシュアップ。
反響させまくってもいい感じになりそう!


そして上記各パターンだけで最後まで通す潔さも最高ですが、切り替えながら展開させれば、より面白いマッシュアップになりそうです。

<3曲以上のマッシュアップ>

ぎゃーーー!組み合わせ爆発だー!

↑マッシュアップではありませんが、数日前に投稿された組み合せ爆発の動画を扱った音MADです。面白かったので紹介!

<長くなりそう>

まだ選択することいくつかありますね…
速度とキーの話。またいつか。

おわり。