感想「ふりかえり手法を試そう!#7」

記憶が薄れない内に外部記憶に吐き出しておくnoteです。
誰かのために書いているものではないので、用事がある人はスッとブラウザバックで。
あくまでも個人の感想です。
場をお借りしているコミュニティやファシリお願いしている方々とは無関係です。

以前の記録は↓


なぜ【再考】?

恐らく、日本で最も採用されているふりかえり手法がKPTでしょう。ふりかえりを知っているなら、KPTを知らん人は居ないと言っても過言ではないかと。
その事実の負の面が「一番【押しつけ】られている手法がKPTである」これも事実だと私は思っています。
なんでやるの?その結果はどう使うの?を説明されず「やりゃ良いんだよ!」でKPTをやらされ、ひょっとしたら「ふりかえりは知らんけれどKPTは知ってる」なんていう本末転倒な人も居るだろう。というのが私の経験からの感覚です。
押しつけられて、やることが目的になったことを「儀式化」と勝手に読んでるのですが、KPTは最も儀式化されていて、その結果、KPTが目指すところと外れた「やりかた」にカスタマイズされてしまったKPTもどき、それしか知らない人も居るのも、知っています(観測済み)。

自分が知っているKPTは、開発当初の姿と同じか、かけ離れているのか。
KPTが目指すポイントはどこなのか、それを外したカスタマイズをしていないか。
そんなのを議論する場があっても良いなと、思ったのです。

運営的感想

急用で試される大地とんぼ返りになった私、当日はホテルにノーパソ持ち込んでの参加となりました。幸いWi-Fiも安定していて音声も酷いことにならず良かったです。しかしサブモニタがないとdiscordとMiroの併用はつらかった…。とくにMiroはでっかい画面で見たかった…。

やってみた手法「KPT」

今回は、ふりかえりエバンジェリストで、KPTの神様・天野氏の弟子でもあるびばさんに、進行を完全に丸投げしました。(いつ落ちるかわからなかったし…)

(ところで「丸投げ耐性ついてきた」らしいんですが、それって必要な属性ですかね🤔) (私感としては単に人見知りが取れてきただけの気がしています)

さあKPT、となったところで始まったのは「出来事を思い出す」。
そうだったKPTは「アイデアを出す」技法でしたよ…!!

出来事の付箋を書き出した後、気になるな~って付箋にシールを貼っていきました。チームだったらここで出来事の共有をするんだそうな(「これどういうこと?」みたいに)。
ふりかえり対象の期間内の出来事をちゃんと共有してから、その付箋の中から、「Keep」な「気づき」を付箋に書き出しました。
そうですよ「KPTまとめて書き出しておく」んじゃないんですよ…!!

Keepの付箋を眺めて「いいね」シールを貼って、ちゃんとKeepアイデアを共有し終わったら。そう、いちど終わったら。
頭を切り替えて、「Problem」な「気づき」を付箋に書き出しました。
そうですよ「KPTまとめて書き出しておく」んじゃないんですよ…!!(再び)

ProblemはProblemで、付箋眺めて共有(の代わりにシール貼り)。
ここまでで私を含めた参加者みなさんが気づきます。Keep・Problemがちゃんと「続けること」「課題」になっている・・・!!!!
Keepに「良かった出来事」Problemに「残念だった出来事」を書いていた今までは「なんちゃってKPT」だったんだ!!!

KPTの前に「出来事」の洗い出しと共有をしたからこそ、「出来事」からKeepやProblemがちゃんと抽出できていました。同じ出来事からKeepとProblemの両方が出たり、複数出たりしても、全然おかしなことじゃない、とも気づきました。
誰だ「事前にKeep、Problem、Tryを書き出しといてね」てExcelファイル用意しやがった輩は…!! (絶許)

Keep、Problemの共有が終わった後は、いよいよTryなのですが。
ここでTryのエリアに横棒が一本引かれました。
ふりかえりカタログのテンプレートみれば一目瞭然ですが、TryとProblemは横棒一本で区切られた同じ列にあるのです。この区切りの横棒がTryエリアに侵食してきました。
そして「ではKeepしたいことを改善・強化するためのTryを考えてみましょう」。
そうだよ、Keepは「そのまんま放置すれば良いこと」ではないんだよ!!
そしてKeepからTryを生み出してから、いったん落ち着いてから、Problemを解消・改善するTryを考えました。
当てずっぽうにTryを考えていた今までの「なんちゃってKPT」が如何に非効率的だったか、しみじみと、しみじみと…😭

KPTのフレーム(フォーマット)も崩しちゃいけないレベルで意味があると実感しました。
誰だ、一列の箇条書きにしやがった輩は(絶許)

これなら「KPTやるとお通夜になる」とか「Keepが挙がらない」とかは無いだろうと思いました。そして「Tryが大きすぎるからActionつけよう」とKPTAになった理由もなんとなくわかりました。
Problemが具体的になって具体的な改善策(というか方針)がはっきり出てくると「それって今週中にできるの?」て規模になったりしますよね。うんうん。だから最初の一歩としてのActionを決めておきたいって気持ちもわかります。

次回の期待

てことで、学びというか、目から鱗が10枚くらい落ちたKPT再考でしたが、次回は再び「なんかやってみっか~」のノリに戻ります。
「YWTM」と「セイルボート」やってみようかな~~。

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