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「生きるニストになりたい」10歳の娘のコトバ

先日のこと、娘(10)のピアノのレッスンに行くと、先生にクラス変更の相談をされた。ピアノ教室の設定で、お月謝がグーンと跳ね上がるらしい。先生は小声で、「それでも、この辺りのご家庭は払ってしまうんですよね」とおっしゃる。

私が、「わかりました。私がカフェをがまんして、もうちょっと働きます…笑」と言うと、先生は、「確かに。ママ、いつもコーヒーカップを持っているイメージですもんね」と笑った。

教室を出て、娘とカフェへ。それぞれ本を読んだり、雑談をするこの時間がとても好き。

娘に聞いた。「ピアノどれぐらいがんばりたい?ピアニストみたいになりたいわけじゃないもんね?」
娘は「ならないよ(笑)。生きるニストになって、色んなことして楽しみたいもん」。

そういえば、数年前、ニューヨークに住んでいた頃。当時8歳の娘が、マンハッタンのグランドセントラル駅の近くを歩きながら、「家のデザインをしたい。その家を売る人にもなりたい。お休みの日はアーティストをしたい」と言っていたのを思い出す。

私も「いいね!いいね!やりたいこと、何でもできるよ」と煽ったっけ。結局、アレもコレもにワクワクするDNA。

「ちょっとずつ、何でもできた方がいい」と育てられた私は、息子(14)には、「何か一つを極めないと意味がない」と言ってきた。けれど結局、息子も興味を持っては飽きる、を繰り返している。そういうDNAなんだと思う。

それにしても、夢を語るのは、最高に自由で、最高に楽しい遊びだと思う。大人になっても夢ごっこはできるけれど、子どもの夢ほど、楽しいものはない。

「生きるニスト」って良いコトバ。
立派な「生きるニスト」になって、人生を思い切り楽しんでほしい。


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