三味線せどり 棹(さお)編
三味線は、非常に複雑な楽器です。
初心者が見ても、どれが良いものなのか、高級なものなのか、なかなか判断が難しいです。
だから、、
だからこそ!おもしろいのです!!
前回の三味線の種類編に続く第2弾として
今回は、『棹』について説明していきたいと
思います。
※第一段の『基本編』は、こちらから
※第三段の『太鼓編』は、こちらから
一部、今でも普通に使えるノウハウが混じるので
後半部分は有料とさせていただきました。
すみません…m(__)m
それでは、まずは『さわり』についてです。
三味線の上部はこのようなカタチになっています。
三味線の1弦と2弦は、上駒(かみごま)という金属の板の上に乗っています。
ギターでいう、『ナット』のようなものです。
これの上に乗せることで、弦を指板(しばん)から浮かせて、指で弦を押さえたときに弦が、棹に触れないようになっています。
しかし三弦(一番太い糸)はあえて、その上駒の上に乗ってない設計になっています。
これは、指で弦を押さえて弾いた時も、弦が棹(さお)、指板に触れて、ジャン!っと弾いた弦が何度も指板にあたる音、いわゆるビビり音を作っています。
文章では表現が難しいですが、イメージとしては、
上駒の上に乗っている弦は、弾くとピーン!みたいな
澄みきった音がするとすれば、上駒に乗ってない弦は、ビビィーン!って音がするってことなんです。
これにより、より深みのある音を作り出します。
三味線の動画とか見るとなんとなくわかると思います。
一番上の弦だけ、音が図太く聞こえると思います。
とは、いえ。
全く平らにしておくと、弦を弾くことすらできませんので、棹自体に加工がしてあります。
さわり山とも呼ばれるのですが、ここの部分がすこーし高くなっており、棹から少しだけ弦を浮かせているのです。
ここの部分の高さは、演奏者によって好みが分かれ、
高いものがいいとか、低いものがいいとか、いろいろあります。
そこで、登場したのが『東さわり』(あずまさわり)と呼ばれる器具です。
これは、後ろにネジがついており、さわりの部分と繋がってます。
これにより、ネジを深くまくと、さわりは高くなり、
緩めるとさわりが低くできます。
これがついていると、演奏者は好みの音だったり、曲によって出したり、引っ込めたりできるわけです。
つまり、これがついてると人気なんです。
ヤフオクで、『三味線 東さわり』と検索すると…
時々、ドカンと言ってるものもありますね。
そうなんです。
このように、ただの三味線から、前回のNote
で説明した棹の大きさ、今回の東さわりなど
複数のキーワードを重ねていくことで、良いものなのかがわかってくるということなんです。
はい。
そしてここから、また深堀りしていきますね。
『東さわり』というのがあるのはわかった。
そして、上駒(かみごま)という部品もあることがわかった。
では、どういったものが高いのか?
ここ気になりますよね?
それは、ここを確認するのです↓↓
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