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「でかぱり」感想。

「タオルケットをもう一度」シリーズを一気に全作品プレイしたので公開順に全作品の感想をいいます。現在非公開の作品含めて全部です。

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でかぱり

AEIOU!

でっけーぱりぱりうめのでっけー愛の話!ちょっと愛が重すぎないか…?

ぱりぱりうめが大きいことを主人公だけが認識している…この日常に潜む不気味な雰囲気の演出が本当に巧みで、常に不安な気持ちにさせられました。タオルケットシリーズではほとんど見たことのない「インターネット」とか「掲示板」みたいな新しめの存在が普通に出てくることが新鮮でした。(鬼マガツ時にも出てきますけどね)

ぱりぱりうめが背後でずっと大きい状態、あまりにもヨルモルキミリの蛹乙女すぎますよね。蛹乙女の正体ってぱりぱりうめだったわけだしな…いやヨルモルキミリと明確な繋がりは見い出せませんでしたが…もしかするとここからミスリードが始まっているかもしれない。「これはヨルモルキミリの中だ!」という妄想を語ることはできますが、正味言おうと思えば全作品ヨルモルキミリの中ってことにできてしまう気がするので、言いません。

話がどんよりずっと嫌なのに対して、ギャグが結構好みでした。普段味方のふふふさんがちゃんとド悪霊なあたりかなり笑いました。あと、バーガー屋でのアルバイトの辺りも好みです。おかっぱがタオルケットの一員としてちゃんと加入した感じもありますね。おかっぱって髪下ろしてた方がかわいいよな…。新マスコットの猫ウサギも良いキャラしてていいですね。ほぼポンみたいなもんだけど…。

ラザニアのキャラがかなり好きでした。そもそも今までのラザニア観を大いに覆した別キャラだったんですが、この後ろ暗い作品においては清涼剤として最高の存在でした。全然もーちゃすにデレないのが、いい…。タオルケットでこんなに主人公にデレないヒロイン珍しいですよね。

最初期のタオルケットのメインキャラが小学生だったのに対して、シリーズが進むごとに次第に年齢が上がっていって、でかぱりではもう高校生です。以前よりキャラのノリや考え方が生々しくなっている感じがありましたね。

695-17機関、宗教団体タルチェフあたりのメインストーリーはもう全然全く理解できてないです。最近のタオルケット難しすぎる!メンバーの多さに対して話が足りてないような気もします。

695-17機関はランボーの「母音」という詩が元ネタのようですね。その母音がどういう色に感じるかの共感覚的なポエムなのですが、フランス人の感覚全く理解できないです。Aが黒でIが赤なわけなくないですか?Aが赤でIが黄色だろ!(人によるだろ)(何の話?)

一応僕の脳で理解できた範囲で書いておきます。
・ぱりぱりうめはもーちゃすと再び会う目的以外は何も持ってない
・タルチェフはぱりぱりうめを利用して信仰を広めていた。タルチェフの教えは「生→死だと苦しみがどんどん増えていくから、死から始めて生へと向かおうよ」というもの。結局死から始めるとあまりにも最初が苦しすぎて、あの世に到着してすぐ自殺するやつが多発してしまった。
・695-17機関もぱりぱりうめに対抗しようとしたが普通に駄目だった
・タルチェフの教祖コンチェルの正体は多分ぱりぱりうめ?の一部?
・復活後のラザニアの正体も多分ぱりぱりうめ?ラザニアにコンチェルの目を移植したことでぱりぱりうめとして現世で蘇ったのだと思われる。蘇ったぱりぱりうめは現世で695-17機関もタルチェフももーちゃすの残骸も全てをあの世に送った。
・タルチェフにふりくすくすがいたのは、一応作品全体を通した黒幕として何か暗躍していた…のか?単に愚かな狂信者に見えるけど…
・「あの世」は複数ある。何らかの条件によって行くあの世が変わってくる。もーちゃすはその条件を満たすために指の一部を隠し部屋に置き、そのことでわんこがいっぱいいる方のあの世に一旦行った。協力者はあごちゅ。
・「不完全な死」(定義不明。自殺?肉体の欠損?)だとわんこあの世、「完全な死」(定義不明。他者からの殺害?全身が揃っていること?)だとぱりぱりうめあの世に行けるのだと思われる。
・ぱりぱりうめはあの世から現世の人間に対して攻撃・殺害が可能。踏むと現世の人間は花になる。
・本来あの世から復活すると不完全な形でしか復活できないが、ぱりぱりうめの協力があれば可能。その寵愛を受けられるのはもーちゃすのみ。信者などの一般人は「現実より辛いあの世で永遠に生きる」or「確証はないけど多分思考を失ってる生命体として生きる」or「不完全な復活をする」という最悪の選択肢しか残されていない。
・母音って何?子音はもっと何?

でかもーちゃすの絵作りは圧巻でしたね。意味は分かってないけど凄さは伝わる… 人間をいとも簡単に踏み潰させるの、邪悪すぎる。ただ、でかもーちゃすのときにセーブするとありえんくらいセーブスロット占領するので爆笑しちゃいました。

でかっ!

ぱりぱりうめとかいう女、怖すぎませんか?こんなドロドロした純愛があるかよ!あの面白いラザニアを返せ!

イエス・キリストだけを優先的に復活させた女(聖母マリア)と同じ…みたいな会話がNPCから出ましたね。もーちゃすだけ優遇されていることにブチギレたあの世のわんこの叫び声、かなり良かったです。怒る権利あるわ。もっと言ったれ!ぱりぱりうめ、マジで勝手すぎるだろ!!!!巻き込まれわんちゃんズ!!!!!

ラストのオチ、特殊性癖すぎる… 愛が重い巨大女に丸呑みされるエンドかい!!!!

理解出来てなさすぎて書くことないと思ってたんですが、感想としてまとめたら意外といっぱい書けたな…。マジでヨルモルキミリ・夜海の比じゃないくらい難しかったです。理解度17%くらいでした。

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