生まれ変われるなら飼い猫になりたい
野良猫は勘弁ね。生きられる自信無いから(笑)
元々動物が苦手だった私の反対を押し切って、
娘が友人から引き取ってきたキジトラの仔猫は
めっちゃ可愛いかった。
哺乳瓶でミルクを飲ませるのが楽しみだった。
名前を千夜(ちや)と名付けた。
ところが千の夜を待たずに僅か2年足らずで
天に召されてしまった。
原因はわからない。
暫くペットロスに落ち込む私を見かねて、
娘がシェルターから黒猫を引き取って来てくれた。
美羽(みぅ)と名付けた。
娘が独立し家を出た後も美羽が居たからちっとも淋しくなかった。
やがて娘は体調を崩し仕事を辞め、
2匹の猫と共に我が家に戻って来た。
共生に失敗して美羽と2匹(トラとテツ)は
別々の部屋で飼わざるを得なかった。
あれから十数年経ち、
娘が新たな仔猫(マメ)を引き取って来た事で、
別々の部屋で飼わざるを得なかった老猫達が、
喧嘩をする事なく同じ部屋で過ごすようになった。
(過去記事「子は鎹」参照)
だが、穏やかだった時期も束の間。
今年始めに美羽とテツが、
立て続けに老衰で天に召された。
老齢の為、ただ寝て食べてウンコするだけだったけど、
そこに居るだけで私も娘も癒されていた。
いつも私の枕元で一緒に寝てくれた美羽が逝った事で、
私は毎夜虚無感に囚われていた。
かと言って、私自身も老齢。
新たに仔猫を引き取ったところで、
その仔の一生に付き合えるか確信が持てない。
そんな私の悩みは娘の一言で吹き飛んだ。
「オカンが死んだら私が面倒をみる」と。
丁度そんな時、
多頭飼い崩壊の保護猫の引き取り手を探している
保護団体が近所に在る事を知り娘と共に訪れた。
最初は黒猫1匹だけのつもりが、
悩んだ結果キジトラミックスも引き取る事にした。
名前はピノ(黒猫)とシオ。
ピノはまだ私の布団では寝てくれないが、
シオは私が寝入った後にそっと足元で寝てくれている。
枕元で寝てくれるまではもう少し時間がかかりそう。
でも、ただそこに居るだけで私を癒してくれる。
私とにゃんこは今日も生かされています・・・感謝
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