見出し画像

占い師なんて知らないし

子供の頃から未知のモノへの憧れが強く、オカルトや不思議な事が好きだった。
最近めっきり減ってしまったがテレビでそんなオカルト番組をやっていると毎回必ず見ていた記憶がある。

ただそれらを信じているのかと言うとそういう訳でもない。基本エンターテインメントとして見ている。
不思議だけどタネはあるんだろうなと言う手品を見ている時の感覚に近いかもしれない。

まあ全て嘘という証明もできないし、もしかして本当の事もあるのかも知れないね程度にはロマンを残して信じてる。

ただ占いに関しては完全にインチキだと思ってる。自分の占いを見るのは割と好きだが基本信じてはいない。
占い自体は嫌いじゃないのだが、適当な事言ってるのにわかったような顔で偉そうにしてる占い師が嫌いだ。
占いは判断に迷った時や勢いをつけるために見るのはいいが、それはあくまでお遊びの範疇だと思う。
コインを投げて裏表で決める感覚。
よく統計学だととか言うが、あんな偏った統計で本当に運命がわかる訳がない。

なので他人を占ってるテレビ番組とかは全く興味がないのであまり見た事がない。
占い師だか霊能力者だかが俺とは全く関係ない人の事に対して適当なこと言ってるだけの番組なんて面白くないのが分かりきってるので見たくもない。

例外的にはいつも見ている番組でたまたま占い特集をしている時は見ることもある。
ただそれは占いを見てる訳じゃなくて占い結果でキャッキャ言ってる女の子を見てるのが楽しいから見ているだけだ。

昔かなり酔っ払ったとき街角に居た占い師に手相占いをさせて相手の質問に全部嘘を言って当ててみろと言った事がある。
一通り終わった後、答え合わせのように次々と本当のことを言っていったと言う意地の悪い事をした思い出がある。
そんなの当たるわけがないので酔っていたとはいえ酷いことをしたなと思う。

占い師はより多くの人と関わってるので洞察力は鍛えられてるのだろうとは思う。
あの人達は神秘的と言うよりどちらかと言うとカウンセラーに近いのかもしれない。
人の話を聞いてその人が望んでるような答えを言ってる。
よく当たると評判な占い師は優秀なカウンセラーやコンサルタントの領域に達してる人なんだろうと思う。

まあ占い好きの人もみんな占いを100%信じてる訳でもないんだろうなとは思う。
重要なのは当たりはずれじゃなくて精神的に少し後押しをしてもらいたいと言う気持ちからみんな占い師の元へ行くのだろう。

人は自分で責任を持ちたくないものだからどうしても他人のせいにしたがる。
自分でどうしていいか判断できない人間にとっては丁度よい言い訳が出来て都合がいいのだろう。

よく目くじらを立てて占いを批判する人がいるが、あれは占いが変に神秘的感を出してるのが良くない。
まあ演出なんだろうけど神秘的感を出してズバリ的中とか煽るから胡散臭さが増す。
またそれを利用して稼ごうと言う考えを持った人間がいるから批判の対象にされる。
普通にエンターテインメントとして楽しむのにはすごく良いコンテンツなのに。

占いに依存しすぎるのはどうかと思うけど、
運試しとかゲン担ぎとして占いと付き合っていったら良いんだと思う。
本来の占いってそう言うもんだったはずだ。
だって日本人がみんな引くおみくじの結果を批判する人って聞いた事がないから。

結局何にでも意味を求めるから純粋に楽しめなくなってしまうのだろう。
皆、深く考えず占いと言うものを単純にエンターテインメントとして楽しめる余裕を持てば占いに対しての批判なんてなくなるんじゃないかなと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?