私的京都観光
京都は有名な観光地ですよね。何度か行かれた方もいらっしゃるのでは?特に私のTwitterでつながってる方たちはよく京都に行かれる機会があるかと思います。
その際、どうしてもガイドブックに大きく掲載されているところに行きがち。ガイドブックにも掲載されているとは思うのですが、少しマニアックなお寺やカフェなどをここでピックアップして紹介できたらと思います。少し長いですが、お付き合いいただけますと幸いです。
まずはお寺編。
一番私が好きなお寺は「大徳寺」です。
少し観光地から離れていて静謐な雰囲気が漂います。また、多くの塔頭寺院があり見所が多いです(ほとんどは特別公開時のみ拝観です)
ちなみに、塔頭とは簡単に言うと寺の中にある寺。
高僧が隠居のために建てたり、または慕って弟子が建てたり。まぁ、諸々。戦国時代はとりあえず京都の高僧と仲良くなりたいなと言うことで株主みたいにな感じで出資して建てたり…。
大徳寺には武将ゆかりの塔頭が多いです。
とりあえず大徳寺山門。
大きいです。この山門に残る諸説ある一つ。
千利休が上層部を建てさせたんですが、その際そのお礼にと上層部の中に雪駄を履いた利休像を作ったんです。
つまりそれはここのお寺に入るには自動的に利休の雪駄の下を通ることになるわけで。お前はこの秀吉の上におるんかいと激怒したのが豊臣秀吉。利休切腹の原因になったとかならなかったとか…。
そう思うと奥深いですね。
大徳寺塔頭 高桐院。
ここがすごく好きです。大名の細川家の菩提寺。もちろんここにガラシャ様のお墓も一緒にあるのです。
お庭が広くて散策できます。そこに春日灯籠があります。元々利休愛蔵なのですが、忠興が物凄く気に入っていて例の如く秀吉がクレクレと言ってきたのですが、傷があるから殿下には渡せないよと本当か嘘かの理由を言って断ったとか。それでもあまりに素晴らしい灯籠すぎて、自分には相応しくないとわざと傷をつけたとも。なんとも忠興らしいですね。
このお庭は秋には紅葉も美しく、そうだ、京都に行こうのポスターにも使われたほどです。
残念ながら現在はコロナにより拝観休止中とのこと。ネットなどで拝観状況を調べたほうが良いですね。
同じく大徳寺塔頭 芳春院
前田利家の妻 まつが建てたお寺。
お寺の中には呑湖閣があります。(今は撮影禁止と思いますが、過去の撮影可能時の時に撮りました)
京都には四閣と言われるものがあって、金閣、銀閣、飛雲閣、呑湖閣がこれに当たります。呑湖閣は品があって好きなんです。
こちらのお寺は特別拝観時のみの公開です。
他にも大徳寺には、大名家にゆかりのお寺が多いので戦国大名好きさんはぜひ。
あと大徳寺トリビアとして…ここ、よくよく見渡すと電柱電線がないんです。景観を崩さないように全て地中に埋めてるとのこと。京都すげぇ。雅。
秋といえば「永観堂」
最近は結構名が知られてきて観光客は多いですが、紅葉は素敵です。南禅寺からの永観堂ルートが紅葉シーズンは良いかもですね。
永観堂は珍しいご本尊様がいらして、見返り阿弥陀さまなんですよね。阿弥陀さまが振り返っているという。ご本尊様も見どころの一つですね。
「法金剛院」
別名、蓮の寺。辺り一面蓮です。しかも多彩な蓮があり、楽しめます。極楽浄土のよう。
ただ、蓮なので、朝イチを狙わないとダメです。時間が遅れ花が閉じていたという悲劇を経験した私である。2度目はめっちゃ早く行きました。
こちらも期間限定公開の寺院です。
あと、夏が来れば思い出すのが
「六道珍皇寺」
ここも興味深いです。
この世とあの世の境目、六道の辻にあるお寺…。閻魔大王に仕えていたという(ほんまかいな) 小野篁があの世に行き来した井戸もあります。お寺にある地獄絵図はなかなか凄まじい。だけど何度も見ちゃう…。
特別拝観時は予約なしで行けます。
続きましては「霊鑑寺」
椿のお寺で有名です。こちらも特別拝観時のみ公開。
京都駅からはかなり遠く銀閣寺の近くなんですが、まぁ、道に迷いますwでも椿シーズンは美しく、行く価値は大いにあります。
椿は散ってもなお美しい。散り椿も風情がありますよね。
たくさんの品種があり、黒椿というオタクごころくすぐる名前な椿もあります。
「東林院」
妙心寺の塔頭である東林院。ここは、平家物語の冒頭で有名な沙羅双樹の花で有名なお寺。季節限定で拝観可能です。
沙羅双樹は朝に咲き夕方に散るお花。まさに盛者必衰の理を表す。
お菓子とお抹茶を頂けます。お茶をいただきながら眺める沙羅双樹はなんともはや。期間が短い公開ですが、時期が合いましたら是非に。
おやつ編
さてここで、オススメカフェやおやつをご紹介したいと思います!
「ラ・ヴァチュール」
もはや有名すぎて取り上げるのもどうかなと思いましたが、文句なしに美味しいのでご紹介。
ここはイチオシ。
タルトタタンのお店なんですが、めちゃくちゃ美味しい!
お店のケーキメニューはタルトタタン、オペラ、くるみタルトのみ。
意外とクルミもいけます!
お店の広さがあまりないので早めに行かないとかなりの行列ができます。
「ぎおん徳屋」
http://gion-tokuya.jp
こちらも有名。
私の中でわらび餅イチオシ店。京都わらび餅多しと言えども、ここのは格別!弾力というかとろけて…そして上品な甘さ…。ちなみに真ん中の白いのは氷です。
自分で焼いたお餅を載せていただく、善哉も美味しいですよ。
いや、でもここは騙されたと思ってわらび餅食べてみて。わらび餅ファンの皆さん。
「ベルアメール京都別邸 三条店」
https://www.belamer-kyoto.jp/chocolat-bar/
有名なチョコレート店のカフェ。
一階では、沢山チョコレートが並び買ってかえれます。
カフェはというと見た目もお味も良いメニューが並びます。
中でもフォンダンショコラ 〜燻製〜はオススメです。
フォンダンショコラがスモーキーなんです。
意味わかんないけど、この一言に尽きる。大人のフォンダンショコラ。
蓋を開けると煙と共に燻製の香りが広がります。
「月ヶ瀬」
https://tsukigase.jp
あんこが美味しい甘味といえばここ!
あんみつもいいですが、ここの個人的オススメは、あわぜんざい。
こしあんが!あわもちが!美味い!ナイスコンビネーション。寒い日なんて特に最高です。ただボリューム満点なのでお昼ご飯の勢いで食べてください。
堺町店が、落ち着いてて穴場ですよ。下の写真が、あわぜんざい。
「築地」
古き良きカフェ。
四条河原町あたりには有名どころのソワレやフランソワがありますが、築地は2件に比べ比較的観光客少なめ。なぜなら門構が入りにくいからw
路地裏のカフェとも何も書かれていない店に入るまで少し勇気が入りますが入ると落ち着く。タバコが吸えるので、苦手な方は少し煙いかもしれません。ランチなどはなく、古き良きケーキとドリンクのみ。アンティークな調度品の店内は常時レコードで再生されているクラシックがよく似合う。なぜか落ち着く場所。築地。
「さらさ西陣」
https://www.cafe-sarasa.com/
千と千尋のような銭湯を改築して作ったカフェ。タイルの色がレトロ可愛かったり、銭湯感があったり、内装も楽しめます。
ここからはちょっと贅沢ランチ編集。
せっかく京都に来たなら贅沢に…な方にオススメです。予約が好ましいです。
「キメラ」
https://gion-chimera.com/food/
八坂神社の横にひっそりあるリストランテ。
一つ一つが丁寧な味で間違いがない。めっちゃ美味しい!ってわけじゃないんですが、じわじわ美味しい。またじわじわ来たくなるお店。店内もカジュアルでお友達に紹介したらかなり喜んでくれるお店でもあります。女性向けですね。この内容のランチでは非常にコスパが良いと思います。
以前食べたもののお写真掲載しますね。
もっと色々あるんですが、とりあえずここまで。また色々発掘しますね。
長々とお付き合い頂きありがとうございます。
何か一つでも気になる場所がありましたら嬉しいです。
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