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ガラケーに保存されていた黒歴史ポエム類を一部有料公開します①


 ハローこんにちは、なまむぎなまこです。死にそうです。お金がないからではありません、お金はないけど。10代の頃に使っていたガラケーが出てきたからです。
 そのガラケーにいったい何が入っていたのかって?

 未送信フォルダの中にね 大量のね
ティーンの傷つきやすいガラスのハートの内側をありのままに書き綴ったポエム!!!!!!!!!!!!!!!!!
その数、全52件!!!!!!!!!!!この野郎!!!!!!!!!!!!!!
すべて2006年から2011年の間に書かれたものです!!!!!!!!!!!!!2024年現在29歳!!!!!!!!!!11歳〜16歳?!!!!!!!?!?!?
ううオオオオオオオオオオオオオオオオおおおおおおうおおおおうおうおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!

いやあああああああああうおおおおおおああああああ!!!!あああ!!!ああああああ!!!!!おぎゃああああおかあさああああんうおおおおおわあああうひいいいいいいいあいいおおがあああぐうううううぎいいいいいいあーあーあーやーだーなーやーだーもーやーだー!!!!!!!!むおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!

 失礼しました。

 もう本当に嫌なんですけどね、マジで嫌なんですけどね、笑ってもらえれば成仏するかもしれないのでね。こんなに痛い人がいるんだと、この世の他の誰かを救うかもしれないのでね。

 もう数が多すぎるので4つの記事に分けて、それぞれの冒頭で3篇ずつ無料公開+有料ゾーンに10篇ずつを掲載します。ムズムズが止まらねえ方は1記事につき300円払ってクソポエム閲覧権をお買い上げください。魂を売り渡した女。

 払わなくても無料分だけで合計12篇も読めちゃうぜ!!!!!!!!!!!? 
 有料部分には「マジで恥ずかしいマジで死にたいマジで見られたくない」と私が感じた精鋭たちを置いておきます。無料分はせめてまだ見栄えのいいものにさせてください。そんなものないけど。
うごががががぐぎごごごごうげげげげご!!!あーーあーーーーーあーーーーわーーーまーーじーーーでーーーやだーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

 一応言っておきますけどね、若かりし日の創作物の全てが黒歴史だとは思わないですよ。黒歴史と創作物の違いはね、「他人が読んだときのことを考えながら書いているかどうか」だと個人的に思います。他人の目を少しでも意識した作品なら、それはどんなに拙くても作品と言えると思います!!

 その点、私のポエム類は未送信フォルダに溜まっていたやつです!!
 誰にも見せる気がなく、自分で自分の世界に閉じこもるために書いていたものばかりで、それはもうお腹が痛くなるようなものばかりです。色んな意味で。もうやだ。ほんとに。

 年代順に、できるだけ新しいものから最初に載せていきます。最古のものは2006年に書かれたものでした。最悪です。

 dateは書いた当時の日時でしょうね。ファイル開いたら書いてあったので、そのままコピペしています。

(subjectがタイトルだと思われますが、ガラケーのメールファイルをPCで開いたため、一部のタイトルがJIS記号のままになってしまいました。
 どうしてもタイトルを復元したい方はJIS記号表と睨めっこしてください。私にさせないで、そんなこと。許して。これ以上は死んでしまう)

 読み仮名も……カッコ書きで……振っておきます……
 誤解を招きそうなものや羞恥に耐えかねてなんか言いたくなったものには、最後になんか小さい文字でコメントをつけることをお許しください。


 お待たせしました。前置きはこの辺にしてね、それではね、そろそろいきましょうかね。マジで嫌なんですけどね!!!!!? 戒め!!!!!!!!お焚き上げ!!!!!!!!!!!!! ウゴゴゴゴごごガガガグググごこごかぁぐぐぐごやらかうこ…おおおおおうおおお…………


 刮目せよォ!!
 ーーこれが、"黒歴史"だ!!!!!!!

1.タイトル不明

Date: Fri, 3 Jun 2011 11:39:21


恐らくこれが最後に更新されたヤツです。たぶん。

鳴り響き反響し合うレゾンデートルに何時(いつ)かの沈黙も溶けていく
細切れの猫の死骸に突き刺さる針のような同情ならば受け取りたくない
夕(ゆうべ)に笑い出すのは
髑髏(どくろ)に鏤(ちりば)めた翡翠(エメラルド)と
眼球に沈めた紅玉(ルビー)
深更(しんこう)の静寂に密やかな祈りを投げるのは
穏やかな波の合間に浮かぶ白(しら)らかな右手

希(こいねが)う明日の幸福が不確かであると
指先のひたくれないは知っている
闇夜に閃(ひらめ)く白刃の切尖(きっさき)に私は舌を絡めた
囀(さえず)りの根から落ちたものは絶望を劈(つんざ)く最後の血
影の紡(つむ)ぐ乱世よ私で終われ
私の足下から滴(したた)り落ちる赤色で
永訣(えいけつ)を翳(かざ)す弓矢になれ

切り裂く藍色の隙間から零れて溢れて水になるものが
線路を趨(はし)る朝日でないように
飛び立つ雲雀が狂気に奔(はし)る水面を笑わぬように
私は眠りを噛む
口蓋を撫でる密度の高い空気が青く染められるのを
親知らずは冷たく眺めていた

投げ出した左手の爪先に巻き付く銀色の蔦に私は何度でも嘯(うそぶ)く
知っていたか おまえは美しくなどないのだ
おまえは這いずり回る惰弱(だじゃく)な根無し草だ
草熱(いき)れするしか能がない
おまえはわたしを満たさない
おまえはわたしを慰めない
おまえを愛おしむことなどありはしないのだ

開いた口から漏れるあらたまが惨めな嘘になって滴り落ちる

私は隘路(あいろ)に頽(くずお)れる
伸ばした掌に描かれた罪業の記憶が私をたおやかな奈落の底に追い詰める

右の眼球に突き刺さったままの青嵐がまだ痛むのだ

首筋に纏(まと)わりつく幽冥(ゆうめい)が囁(ささや)いたのは
いつか約した方舟(はこぶね)への誘い

絶望よ世界を劈(つんざ)く槍になれ
慟哭よ私を運ぶ車輪になれ

すべての悲しきものたちよ
私を常しえ生かす楔(くさび)になれ

私は不変を泳ぐ魚になりたい
沈黙のように張り詰めた深い藍色を己の鱗で気儘(きまま)に漂いたい

たとえば詩編のように選別された言の葉で紡がれることはなく
あるいは楽曲のごとく音色を指揮者に運ばれることもない

語られることなく論(あげつら)われることなく歌われることなく笑われることなくただ横たわる自由でありたい

私は疲れた
己を取り巻く外郭に阿(おもね)ること
仮面を着けて諂(へつら)うこと

私は草臥(くたび)れたのだ

どうか同情するならば
私を海に還してくれ

全文何言ってんの????????????何言ってんの???私が書いたの???マジで??

2.Subject: =?SHIFT_JIS?B?g06DWYLFgrc=?=

Date: Thu, 31 Mar 2011 11:33:21

枯れていくしかない草花を踏みながら空を見ていた日々を思い出す
お前が私を見つけたその日から私の足は地に着かない
お前は何より雄大で勇壮で威風堂々と青空を駆け
何時如何なる時も誇り高く空中の玉座に鎮座し
そして夢のように私の許へと降り立った
私の泣き叫ぶ声が喧(やかま)しいのだ囂(かまびす)しいのだ
腸が千切れるように苦しくなるのだ痛ましいのだ哀れなのだと
だから地上にいてはならないと
その遠回りないざないで蒼天へお前とふたり旅立つ
私は声を上げて泣いたことなどなかったけれど
お前だけには確かに届いていたようだ
私の魂に今はじめて光が灯る、お前の尊さにこの胸は高鳴る
髪が風に掻き撫ぜられて靡(なび)く快さ
地平線の向こう昇る日を色付く朝焼けをお前と目指す
正午には中天へ行こう
太陽さえも追い越して鮮やかな一陣の風になりたい
夕暮れの赤さに身を委(ゆだ)ね
迷い逸れた暮鴉(ぼあ)を仲間の所へ先導してやろう
夜の帳が下ろされたなら鏤(ちりば)められた星たちを晩餐に
青く黒く藍色に気儘に我が儘に染められてみたい 
月さえも眠る暗夜ならお前の美しい眼窩(がんか)の光を灯に進もう
春は棚引く霞の奥へと潜り込み春風に散る桜を梅を
その薄桃の花弁を拾ってやろうよ
夏はぎらつく金烏(きんう)から逃れてみよう
漂う雲を薄絹の代わりに纏(まと)い
水色の栖(すみか)を海のように泳ごう
秋には金風(きんぷう)を捕まえてその稲穂の馨(かおり)に包まれよう
黄金に輝く穀物の海原を眼下に見つけひそやかな祈りを落とそう
冬が来たなら降り積もる雪を地上で遊ぶ童子のように右に左に避けてみようお前のうながみが凍らぬように息を吐き悴(かじか)む掌(たなごころ)を触れさせよう
日輪が焦がそうと雨に打たれようと雪を被ろうと雷を聞こうと嵐を見ようとそれでも旅だけはやめずにいようか
万物の長たるお前の背に乗りあの果てなき天空を切り裂きたい
お前の叫びを聞いては応え快哉を蒼穹へ響かせたい
地上で私達を見上げる全ての者達に別れを告げて
ただお前とふたり仮初めの命の終わる時を待ちたい
お前の背中で風を浴び無上の愉悦に震えたい
お前の鬣(たてがみ)に顔を埋めては曠原(こうげん)の記憶に溺れたい
お前の気高い爪を愛撫して私の矮小な掌を無意味に押し当てたい
お前の咆哮を聞きながら気まぐれに薄雲へと手を伸ばし
お前の雄叫びに私のかそけき声を重ねたい
お前が震える時にはその鱗を撫でて傷のひとつひとつに口付けを落としたいお前の髭が逆立ちあぎとの美しい鱗に他者が触れたなら
私はその愚か者を呪い嫉妬に狂う
お前が傷付き降下する時は私もお前と運命を共にする
お前の餓えるその時はどうか私を糧にしてくれ
聖餐(せいさん)にはなれないけれどお前の牙に噛み砕かれるなら怖くないお前の一部に成れるなら私はとこしなえの至福を得てもう一度空へ往ける
寂しいときはどうか私を探して お前が再び蒼空を翔ぶ日 私はそこにいるこの世界でたったひとつ私が慈しんだのはお前のいのち
天の際を探して見つけたものは誰にも穢されない幸福
それはお前と共にあること
愛しい、お前が愛おしい お前の全ては私の為にあった
だから今私の全てをお前に返すよ
私と生きてくれてありがとう、もうお前と離れたくはないのだ、だからだからだから、ねぇ、聞こえる?

あいしているよ

おおおおおおおおおあああああああああああああああああああああああああああああああなにこれええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

3.日時、タイトル不明 おそらく2011年ごろ

アイソトープは踊り出す
拙いリズムで流れて消えるリチェルカーレに載せて
海原が囁(ささや)く祈りが聞こえるか
ピエタを置いてよ悲しみを描いてよ同情を歌ってよ
不合理ゆえに信じるのですか
知らないから信じるのですか
信じたいから知解するのですか
疼痛(とうつう)がいつまでも尾を引いて新しい傷口を求めるけれど
ひりつく恋情は凪がれて溶ける
引き伸ばした絵画を塗り重ねて終わりのない言葉にして私を慰めてよ

私が書いたのに私が知らない単語しかない  この短さでこの破壊力


閲覧ありがとうございました。大丈夫ですか?私は大丈夫じゃないです。
悶え苦しんだのが私だけではないことを祈るばかりです。苦しい!!!!苦しいよ!!!!!!!死ぬ!!!!!!もうずっと変な咳と赤面が止まりません!!!!!!!!!!いやーーーーーーーーー!!!あーーーー!!!!!!私が!!!何をした!!!???なんでこんな目に!!?

あーーーーあーーーどうにかして他人が書いたことにならねえかなあ!!!!?著作権を放棄したい!!!!!!!!!

しかし、これは「ジャブ」です。
ーー"地獄"は"ここから"だ。

ついてくる覚悟のある人間たちは以下の10篇をご購入ください。
ここでお別れの方々、閲覧ありがとうございました。できるだけ速やかに忘れてください。お願いします。充分に堪能しましたよね!?充分だと思います!!!!

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