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「今ここ」にいてくれて、ありがとう

毎晩、一人ひとり子供たちを膝の上に呼んで伝えることがある。

「バブちゃん、生まれてきてくれてありがとう。

今ここにいてくれてありがとう。

お母さんはあなたが来てくれてうれしい。

あなたが生まれてきてくれてとてもうれしい。

あなたがいてくれたから、私は今日もとっても楽しい1日だった。

大好きだよ、愛してるよ。

そのままのバブちゃんでいてね。

何にもいい子にならなくていいからね。

ありがとう。」

バブちゃんも返してくれる。

「お母さん、生まれてきてくれてありがと、
今ここにいてくれてありがと。

お母さん大好き」


ASDの長男にも同じことを言う。

「ちい、大好きだよ」

するとかえってくる。

「お母さん、僕は世界で1番大好きなのは、恐竜と算数です。あなたは1番じゃないです」

ASDチキタは気持ちをごまかせない。

クスッと笑いながら、こう言わせたら、子育ては成功だなって思う。

それを言える関係を私は作ってきたんだなぁって

私は怖くてそれを言える環境ではなかったから、

こういう子育てをできる心の余裕を作ってくれているのは夫だ。

夫が働いてくれて、そのお金で私は心の余裕を作れている。

夫が話を聞いてくれて、寄り添ってくれるから、私は心の余裕ができる。

自分の愛情が満たされて、自分のコップから溢れた分を子供たちに与えることができる。

ある日夫に尋ねた。
「子供たちは私が満たす
私は、あなたが満たしてくれる。

あなたのことは、誰が満たしてくれる?」

夫はあっけらかんと答えた。

「それは、まいちゃんだよ。」

夫は満たされているかどうかわからないのだけど、今日もお金を入れてくれて、一緒にお茶を飲みに行ってくれて、私の大好きなグミを買ってきてくれた。

それが答えかなぁって思ってる。

今日も黄砂が舞う。
砂漠の果てから、わたしの肺の中に。

よい一日に。

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