アウトサイド ヒーローズ:パラレルライン 2
クリムゾン ウィドウ
Chapter:2"Cyber Rai-Den", or memory-less automaton
銀色のオートマトンは戸惑ったような、実に人間らしい仕草で周囲を見回した。
「“サイバー雷電、緊急起動しました”……だ、そうですが、メカヘッド先輩、これはどういうことです?」
メカヘッドは「お手上げ」と言わんばかりに両手を上げる。
「どうもこうも、俺だって知らないよ! 何、お前そんな機能あったの?」
「いや、俺もよく分かってないんですけど、