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文化との関わりは、IT中毒の解毒作用となる。【355目】

地域の日常を撮影する
お仕事。

15時集合、15時半開始のはず・・・

田舎なので計画通りに
進むわけがありません。

式典としてのスケジュール
なのですが。。

途中から私は
ソワソワしてきます。

仕事とはいえど、
この待ちの時間は
いったい何だろう・・・

のんびりゆったりと
言えばそれまでだが。

決まりがあるようで
無いようなルーズ感。

この会場内に疑問に思う人は
いないのだろうか?

そう感じると同時に、
私自身が普段、デジタルに
どっぷり浸かっている事に
気付く瞬間でもありました。

正直、待てない。

白と黒、もしくは
ゼロかイチかの世界に
いつしか思考も同じように
なっているのでしょう。

そこに慣れてしまうと、
chillとかリラックスなんて
言葉は程遠いなと思います。

寂しいかな、
そのような空間でさえ、
頭は立派に回り続けている
のです。

全てがスピード勝負であり、
それが現実なのか錯覚なのかも
よく分からない世界。

ネット上はバーチャル
ですからね。

無数の情報に溺れそうに
なりながら、
何かに焦っている証拠でも
あるでしょう。

そう気付かせてくれた
空間でした。

セカセカする環境(島)では
無いはずなのに、
本当に不思議です。

ちなみに今回関わった
式典は敬老会。

今年のこの地域における
新入生(70歳)は6人とのこと。

代表挨拶では、
緊張が伝わるほどでした。

それは、

先輩方(80〜90歳)が
大勢見てるからだという。

幾つになっても縦社会。笑

それが面倒で
地域を島を離れる人も
いるでしょう。

逆にその歳で
縦横斜めと濃い繋がりが
あるのは幸せなようにも
思います。

都会にはなかなか無い
環境だけに、ある意味、
貴重なのかもしれません。

そう考えれば、

私の中での非日常は、
思い切り振り切れた
アナログの世界を
体感する事では?

海や釣りにゴルフ、
バンドとかではなく、
人間的にです。

都会からすれば、
私の住む環境自体が
十分にアナログだとは
思いますが。

島の中でも、
さらに人間のルーツ的な部分が
残る空間があるのです。

そこは超ローカル過ぎて
面倒な事も多々あります。

ですが、

そこを体感する事で、

心ここにあらざれば
視れども見えず

の状態に気付くのです。

欲望のままに
あれもこれもと
欲しているうちは、

いくら歳を重ねても
フワフワしているだろうなと
思いました。

70歳で先輩方を敬う姿を
見ると、私なんぞ、
まだまだ赤ん坊。

後2回ほど仕事の機会があるので、
お叱りを受けるかもですが、
大先輩方に思い切って
質問などしてみようかと
思います。

ありがとうございました。

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