見出し画像

「年齢のわりに」に感じるモヤモヤ

しっかり年齢を重ねたわたしが言われる言葉の頭に、よくつけられるようになったのは、「年齢のわりに」です。

たとえば。

年齢のわりに…
健康診断の数値がいい(オールA)ですね
年齢のわりに…
体力がありますね
年齢のわりに…
スタイルがいいですね
年齢のわりに…
お肌がきれいですね
年齢のわりに…
白髪が少ないですね
年齢のわりに…
髪の毛がきれいですね
年齢のわりに…
考え方が柔軟ですね
年齢のわりに…
腰が低いですね
年齢のわりに…
おばちゃんぽくないですね

など。

言っていただけることは、たとえリップサービス(健康診断以外)だとしてもありがたい! と心から思うのですが、
「この年齢のひとはこうなっているものである」
の前提が、なんだかひどすぎやしないだろうか! と思ってたまにモヤモヤします。

もし、今のわたしが「年齢相応」だったとしたら、
健康診断にはCとかDがあり再検査に、
体力がなくてすぐ疲れてしまう、
スタイルがくずれてしまっている、
お肌はシミやシワで荒れている、
髪の毛はパサパサで白髪が増え、
考え方は凝り固まっていてちょっとえらそう。

そんなおばちゃんになっているわけです。

「年齢のわりに…」を言われる機会が増えたことで逆に、年齢相応になるのなんだかヤダ! がんばる! と思うようになりました。

そして、いつか「年齢のわりに」を言われなくなったとき、わたしはきっと少しショックを受けるのだろうなと思います。

「そうか、今のわたしは年齢相応なのだな…」と。