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「マナー講師」はポジティブ? ネガティブ? 同じ言葉でも使う人によって意味が違う

ある日、習い事で一緒になった人に、
「この前別のレッスン後に、道具をウェットティッシュで拭くときの姿勢をインストラクターさんから注意されて…」という話を、笑ってもらうつもりでふとしたら、
「わー、マナー教室の先生みたいだね!」と少〜しだけ嫌そうに言われてしまいました。

次の瞬間、
「あ、そんな感じの言い方ではなかったですよ!」
と、反射的に否定した自分がいました。

そのときにふっと、
あ、わたしにとって「マナー教室の先生」はあまりイメージが良くないのだな、ポジティブな言葉ではないのだな…と気がづきました。そしてとても厳しくスパルタな人、というイメージなのだなと。
でも、その人はもしかしたら「マナー教室の先生のような、所作のきれいな人だったんだね」と言いたかった可能性もあるのに、それを確かめずに言われたことを否定してしまった…とも。

そして、こういうことって、実はしょっちゅうあるのでは…? と思いました。

同じ言葉をやりとりしていても、

自分がその言葉をネガティブな意味で使っているのか、ポジティブな意味で使っているのか。
相手がその言葉をネガティブな意味で使っているのか、ポジティブな意味で使っているのか。

それがお互い一致しているかどうかで、会話の内容が大きく違ってくるのではないかと思ったのです。

同じ言葉を言われても、受け取り方が違えば、意味もまったく違ってしまう。
相手がどういうつもりでその言葉を使ったのか、確認しながら話すことって、とても大事だなと、改めて思いました。

最近は、「〇〇」と言われたときに、
「わたしにとって〇〇はそのまま〇〇だけど、相手はもしかしたら〇、くらいのつもりで言っているのかもしれない」
と、一度立ち止まってみることを意識しています。

そして、
「〇〇って言っているのは、〇〇そのままの意味であってる?」
とできるだけ聞いてみるようにしました。
もし思っていた意味と違っていたら、どう違うのか教えてもらいます。

それを少し意識してみたら、これまでよりは同僚や上司、娘や友だちとの会話に誤解が少なくなってきたような気がします。