ひどい1日の中の思いがけない出会い 2022.8.30
今日午前中に重めの試験があり、終了した達成感で頭痛が酷かった。
頭痛がおさまり、軽く筋トレをしてから、そうだ、レイトショーを観に行こうと決めた。
決めた時間帯はかなり早かった。夕方くらいには行くことを決めて、9時くらいのレイトショーを観に行こうと決意していた。
ずっと観たかったトップガンマーヴェリックを轟音上映で観ようと思い、とてもワクワクしていた。
少しだらだらしていたら、7時になってしまったので慌てて家を出た。
お腹が空いたので松屋で牛丼を食べ始めた。7時半。
電車に乗ったのが8時過ぎで、映画館の最寄り駅に着いたのが8時半とかだった。
携帯が通信制限だったので、ダウンロードしてあった宇多田ヒカルのBADモードを聴きながら向かっていた。
しかしここであることに気づく。
映画館の最寄り駅だと思っていた駅が、全く最寄りではなかったのだ。
そこからモノレールに乗らなければいけず、それに気がついた時は映画の上映時間がかなり迫っていた。
しかし通信制限で携帯は使えず、地図も開けない。
結局、映画館に着いたのは9時半ごろだった。
当然もうチケットは買えず、バイトが締め作業を始めていた。
自分の計画性のなさと、だらだらしていた時間を思い出してそれこそBADモードに入った。
しかも霧みたいな細かい雨がずっと降り続いていて、地味に服と髪が濡れた。
体温も下がって、気分は最悪だった。
通信制限でダウンロードしてある音楽しか聴けないので、昔にダウンロードした音楽を探していると、とあるアルバムを見つけた。
それが、Parannoulの「To See the Next Part of the Dream」というアルバムだった。
昨年の秋頃に聴いて、好きだなと思ったアルバムだったが1、2回聴いてそのままにしていた。
久しぶりに聴いてみるか。
!!!!!!!!!!!!
ビビッときた。
これが音楽の素晴らしさだと心から思った。
鬱々とした気持ちと怒りが一気に晴れて、むしろ映画に間に合わなくてよかったとすら思った。
轟音のParannoulを浴びながら、霧雨の中知らない道を歩いた。
一音一音が愛しくてたまらなかった。
音楽はいつもそばにいてくれるし、良い作品は裏切ることがない。
映画に間に合っていたらParannoulを聴くこともなかっただろうし、このバンドの素晴らしさに気づくこともなかった。
また、良い出会いをした。
良い音楽との出会いってこういうものだし、こうやって趣味も広がっていくから音楽って本当に楽しい。
最高の芸術体験をした、側から見ればひどい1日だった。
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