きっと、これは余計なことだろう。

　よく、「これを言ったら余計だろう。」と思うことがある。口にした後で、余計なことを言ってしまったと思うこともある。

　今でこそ、少しはそんな風に気を付けられるようになったけど、以前は「余計」な一言や行動で人間関係に亀裂が入るなんてことが多々あった。

　
　わざわざ口にするようなことじゃないだとか、これを言ったところで誰の得にもならないだとか、なんだかこういう思考こそが余計なんじゃないか、と最近思えてきた。言い過ぎかもしれないけど。

　本当はもっと色んな言いたいことがあるのに、また誰かを傷つけてしまうんじゃないかという想いが頭から離れなくて我慢する。
　誰かを傷つけたくないというより、自分が誰かを傷つけてしまった時にそのことで自分自身が苦しみたくないという方が適切かもしれない。

　我慢してると、そのうち会話のうちに気を張り巡らせて、自分の言いたいことは言えなくなる。会話をするだけで、どっと疲れる。しかも、それだけ気をつけていたとしても、本当に相手に不快な思いをさせてないかは分からない。

　上手く生きるためには、我慢をしつつ相手に合わせるのが良いんだろうけど、耐えなきゃいけないくらいなら上手く生きられなくてもいいや。

　自分の気持ちに嘘をつきながら生きるのはもう嫌だ。でも、その気持ち全てを誰かに伝える必要はない。

　外に出しても自他ともに「大丈夫」だと思えたものを書こうと思う。