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池袋ウエストゲートパーク14 七つの試練
池袋ウエストゲートパークシリーズをほぼ一気に読んでると、時代の変遷を強く感じる。
若者が持つ連絡媒体がPHSからスマホに変わるにつれ、マコトの元に届くトラブルも関係者こそ少ないが、首謀者や結末が見通せないほど深いものになっている気がする。
また、匿名性が増した事でより見通しが悪くなり、数々のトラブルの犯人がギャングやその手の組織ではなく、一般の人々である事が多くなる。
そんな中、マコトとタカシの昔から変わらないスタンスにほっとしながら、同時に読者である自分の心により刺さるようになった。
特に今作に関しては、自分は単なる読者の1人だけど、マコトから「お前はどうなんだ?」を指を向けられている感覚がする。
別にお金に困っているわけではなく、人間関係も至って良好。
そんな彼らが池袋の街でトラブルを起こす理由。
次作も私はぎくりとしながら読むんだろうか。
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