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「●●力」はセンスが問われる

教育産業における宣伝文句としてよく使われるのが「●●力(が身につく!)」というものです。

既存の言葉でもよい、というかそちらの方が多い印象ではあります。最近だと「創造力」「課題(問題)解決力」「論理的思考力」あたりが刺さる印象(自分も使ってるんだけど)。

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造語の場合はセンスが問われます。実はずいぶん前に『●●力養成ブック』(仮称)という教材を担当したんですけど、元々自分が考えていたタイトルは違うものでした。それを校了間際に上司の鶴の一声で変えることになり、何とかひねり出した「●●力」で社内承認。でも内心イケてないなー日本語としても違和感あるなーと思ってました。が、いざ箱を開けるとそこそこのヒット教材になったので世の中わからないものです…
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ともあれ、「●●力」はセンスが大切だと思っています。写真は某塾のチラシで見つけたもの。なんとなく意味はわかるけど、4つ併記するのはどうなんだろう…私だったら…

「合格力」が段違い! 当塾の強み
①授業力…一流の講師を揃えており~云々
②教材力…専門の製作スタッフが~云々
③情報力…常に最新の入試情報を収集&分析 云々

みたいな感じで並べるかなー。教材を2番目にしたのは個人的な好みかもしれませんけど。もしくは、授業と教材を支えるものとして情報力を置くかな。情報分析力がベターだけど字数揃えたいのでありましょう。

以上、大きなお世話でした。

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