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「ルビ 小さな働き者」

昨日の朝日新聞朝刊「文化の扉」欄がなかなかに興味深く。

リンク先は会員じゃないと読めないんですけど、特に(教材)編集に関わる方は楽しいと思いますのでよろしければどうぞ。

ルビを「黒い虫の行列」と呼び廃止を主張した山本有三と、「働き者の黒い虫たちを駆除すると日本語はバラバラになる」と擁護した井上ひさし。「黒い虫」って表現がなんともよいです。

そもそも「ルビ」って呼称、何の疑問も持たずに使っていましたが、「イギリスで5.5ptをルビーと呼んだ」ことから来ているそうです。へぇ〜

国語教材歴が長い当方、「モノルビ」(漢字単位でルビを振る)と「グループルビ」をきちんと使い分けないと気が済みません。↓みたいに。

「昨日」を「さくじつ」と読むときは「さく」「じつ」とモノルビ(漢字単位でルビ振り)。「きのう」のときはグループルビ(2字均等にルビ振り)

ついでに、教材においてはユーザーの学齢(および漢字配当学年)に応じて「漢字ルビなし」「漢字ルビ付き」「ひらく」の3表記を使い分けます。さらに、当該の漢字であればすべてルビを振る「総ルビ」か、最初に登場したときだけルビを振る「見開き初出ルビ」「ページ初出ルビ」かも決めます。

ルビ、というか配当漢字は奥が深いのですが、テキストだけではなかなか説明が大変だったりするので、また余裕があるときに…

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