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【ざっくり調べてみた】センター試験と新聞広告

私たちの時代は、センター試験の自己採点=翌日の朝刊で、というのがスタンダードでしたが、今はネットでのチェックがメジャーなんでしょうね…とはいえ、毎年各紙が(全科目ではないとしても)全問掲載するということは、いまだ新聞にもニーズがあるということなのでしょう。

それを裏付けるのが解答速報記事にくっつく新聞広告です。今年も関係先が多数出稿していました。聞くところによると、かなり早い段階で枠が埋まるそうです。特に若年層をターゲットにする場合、新聞広告は費用の割にPR効果が低いと言われがちですが、センター解答速報は別なんでしょうね。

ということで、出稿状況をざっくり調べてみました。以下20日・21日付の朝日朝刊より。
※東京版のものです。地域によって違うと思います。というか地域性が気になる。

(1)大学…20日:37大学掲載/21日:28大学掲載(通信除く)
センターの手応えが残念で、本命を断念せざるを得ない受験生がメインターゲットなのか? メジャーな私大が多数。そして二日目は実施科目の関係からかやや理系大学寄り。
2日間掲載していたのは、国士舘・秀明・東洋・拓殖・法政・明海・目白・立正全面広告は東京福祉大(20日)、東京理科大(21日)。

(2)予備校…20日:16社掲載/21日:14社掲載
こちらは直前講習推しか、次年度生取り込みねらい。次年度生=浪人生+新高3生。2日間掲載はTOMAS、クエスト、メディカルラボ、四谷学院、河合塾、Y-SAPIX、駿台でした。やはり医系は積極的に出稿されてますね。

ちなみに大手予備校でいうと、代ゼミは一日目のみ、他と同じ枠でシンプルにメッセージを伝えています(上の写真)。駿台は二日目に見当たらないな〜と思っていたらまさかのテレビ欄!(ヘッダー画像にしました。駿台推しというわけではありません) カラーで目立てるのか、どうなのか。河合塾は二日目に5段。東進は二日目のみで全面広告。難関志望者=理系科目の解答もしっかりチェックする層にきちんとPRするために二日目に注力する作戦でしょうか。

…ということで、広告はほぼ大学と予備校で占められておりました(専門学校とカロリーメイトが例外的に)。教材系も食い込めないかな…と思いましたが、新高3生をターゲットにするとして、センター教材を推すのは学習時期としては早すぎるし、日常学習モノだとインパクトが弱いしやっぱりまだ早い。通信教育系ならアリかな…?

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