少数派のためのクラウドストレージサービス
LinuxデスクトップであるUbuntuをSurface Pro3で使いはじめて、ちょっと経過しました。思っていた以上に快適で、起動から使い始めるまでもサクサク動作しますし、なにより意外なことにiPadでキーボード入力するよりはWindows的な変換・入力もできて気にならなくなってきました。これも10年近く前と比較すると入力メソッドがMozcというものに変わっていることが大きいかもしれません。このためObsidianで執筆するときもiPadより書くのが早いような気がします。もちろん、iPadのほうがその他は便利なことが多いため、テキスト入力に特化した話に限ります。それでも十分だなぁと感じています。
note.comへの貼り付けについて
そういえば先日の投稿のときに、Obsidian→Onenote→note.comという順にペーストと推敲をしていきました。そのときに気づいたのですが、いつからなのかブラウザでnote.comへマークダウン記法で書いたテキストを貼り付けるとそのまま見出しになっていることに気づきました。
これは個人的には非常に大きな出来事で、「へぇぇぇすばらしいぃ」と夜中に独り言を言ってしまいました。ほんとうに少しずつ見た目に派手でない改善を続けていることに頭が下がる思いです。わたしのような、生成AIの記事を投稿しない利用者にもやさしいのだなぁと。あまり興味がそそられないので書いていないだけではありますが、ほかにたくさん投稿されているのでよいでしょう。
クラウドストレージサービスに悩む
この快適環境で、いま最も悩ましいのがクラウドストレージサービスとのやりとりです。できればOneDriveもしくはiCloudと同期がしたいところです。このObsidianの保管庫をiPadやWindowsと同期したいなぁと思ったのですが、そもそもこれらはiOSやWindowsと密接に連携しているサービスでありLinuxデスクトップで利用する想定になっていません。ですから、基本はアップロードすることになってしまいます。これは面倒です。
いまのところはGitHubにリポジトリをつくって、そこを通じて共有しようか、ということまでは検討しています。しかし、それだといまいちだなぁという思いがあります。そこで思い出したのObsidian Syncなのですが…これはLinuxでも利用可能です。しかし、そこまで使い込んでいないこともあり、Syncの契約をすべきか、というところでいつもつまづきます。
もうひとつの候補はDropboxです。
恐ろしいことに、Linuxクライアント用のパッケージが公式に用意されています。これを使うというのも検討したほうがいいな、と思い始めています。ただ、そうなるとDropboxとOneDriveとiCloudのそれぞれをやりとりしなければいけない、ということになります。それはそれで面倒です。
ということで現実的にはObsidianで書いたものをOneNoteに貼るだけというワークフローにとどまっています。Dropboxは試してみてもいいのかもしれません。
選ばれたのはMicrosoft365(オンライン)でした
いろいろ書きましたが、ここ2週間ほどで試したところ、わたしの現在の環境ではオンライン、つまりブラウザからMicrosoft365を使うのが最もよさそうでした。つまり、書いたものはOneNoteにペーストしてしまう、もしくはWordにしてしまう、ということです。そうするとWindowsだろうかUbuntuだろうがiPadだろうがどこでもいつでも開くことができます。そして続きを編集することができます。同じようなやり方であればおそらくiCloudのPagesでもできるように思います。メモアプリにペーストする、もしくはPagesにしてしまう。そうするとどこでもいつでも開くことができます。Googleがメインの方は書いたものをKeepにペーストする、ドキュメントに書いてしまう、でしょう。結果的には組み合わせないほうが体験としては良かったです。
Dropboxを使うとなると各デバイスに新たにインストールするようになります。また調べてみてUbuntu24.04LSTからはOneDriveをGNOMEファイルマネージャーから使えるようになったのですが、わたしの環境ではクラッシュするばかりで、表示すらままならないという状況です。こうしたことを考えると、結果的にはブラウザを使って「疎」なつながりのほうが安全安心だという結論に達しました。
この投稿もUbuntuのObsidianで書いた下書きをOneNoteへペーストし、続きをWindows11から書いています。最終的にはiPadから投稿します(Canvaを使う関係で…)。この流れがいまのところはしっくり来ています。
最後に
Ubuntuを日々の暮らしに組み込むのは利用者が少ないことから、ちょっと大変です。しかしChromebookを使うのと同じことと言えばそうです。ですから、探せばいいのだということではあります。結果的に大手IT企業が提供するクラウドサービスをブラウザから利用することさえできれば、全てが程よく繋がるわけです。Microsoft CopilotからWordへ書き出しも出来るので、利用している生成AIやブラウザなどからクラウドサービスを選ぶというのも一つの方法かも知れません。
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