XOJOであそぼう - 01. VBAしてた(してる)ひと、ちょっとこい
XOJO(ゾージョー)ってなに?
VBA、いわゆるマクロをつかって自動的にいろんなことをExcelブックにしてもらっている方も多いと思います。ここでご紹介するのはVBAと同じようにBASICのプログラミング環境であるXOJO(ゾージョー)です。
ほとんどVBAマクロと同じ感覚でデスクトップ、ウェブ、モバイルアプリを作成することができるというものです。実際にそうしたアプリにするには有償のライセンス購入が必要になりますが、あそんでみる分には無償でインストールすることができます。
XOJOをやってみては?とおもうひとたち
次のような方にあそんでみてほしいです。
・VBAでいくつかマクロをつくったことがある方
・マクロだけじゃなくてアプリもつくってみたい方
・なんだったらウェブもちょっとかじってみたい方
こちらのスクリーンキャストをご覧ください。
しょうもないサンプルですが、実際に一から作成しようと思うと結構大変です。このサンプルを作成するための所要時間は数分もかかりません。
実際のプログラミングコードは次のとおりです。
Label2.Text = TextField1.Text
YouTubeMovie1.URL = "https://www.youtube.com/watch?v=Zbe0ez_zXV0"
dim d As Modal1
d = new Modal1
d.Show
このコードはボタンのアクションイベントに記述したものです。
一行目はテキスト入力欄の内容を画面に表示する、
二行目はYoutubeの動画を指定URLにする、
最後はモーダルダイアログを表示する、です。
ほぼマクロじゃないか
もしそう思われたらあそんでみてもよいのではないでしょうか?
有償ライセンスをいきなり購入しなくても自分がいままでつくってきたマクロの文法で他の世界を見てみることができるわけです。
筆者はWindows版を入れてみていますが、macOSでもLinuxでも動作するようです。なにしろ以前はRealBasicと呼ばれる製品だったものだからです。
最初からクロスプラットフォーム対応なわけです。
筆者も先日からさわり始めたばかりです。
作成できるのはデスクトップアプリ(Windows、macOS、Linuxそれぞれ)、iOSアプリ、ウェブアプリ、そしてIoTで話題になっているRaspberry Pi(ラズベリーパイ)向けです。
MicrosoftのVBAに慣れていると逆に「あれ?」となることもあるのですが、ここまで簡単にできてしまうと恐ろしくなります。
もし業務アプリがつくれないかな?と思う方には「データベース連携」ができたりコンソールアプリ(黒い画面のアレですね)もつくることができます。
このあたりもやっていこうと思いますので、次回をお楽しみに。
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