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「今思えば」は魔法の言葉

schooでオンラインの勉強会に初めて参加してみた。
講師はもちろん阿部広太郎さん。
ものすごい人数が参加されていて、講義中参加の皆さんからのコメントがずっと綴られている。
それだけ多くの方の共感を得ている阿部さんに、もたれ掛けさせて頂き(きっと阿部さんは心も身体も大きな方だから少しのスペースをわたしに与えてくださるだろう!)
自分の取り返したい過去や、向かいたい未来を、自分の現在を中心にして解釈することで、納得できる日々をたぐり寄せ』たいと思っている。(この文も書籍より引用)

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それは美化かもしれない、けど悪化よりいい

この言葉を目にした時、本当に魔法をかけてもらった気持ちになれた。
どうしても消せない誰かからの一言や、言ってしまった一言の記憶と感情は、何度も何度も現れては消え、どんどん発酵されてそろそろヴィンテージの域に達するものもあったりする。
ともすれば、自分の感情を置き去りにして
「ああ、あの人はこう思っているに違いない」
の沼にズブズブとはまり込んでもう二進も三進もいかなくなる経験を更に悪化させない為に、次にあの発酵された秘伝のタレみたいな感情が現れたら、
ちょっと待って!「今思えば」で立ち止まってみよう。
そして先ずは自分の気持ちを掬う(敢えてこの字で)。液状だったり、細かい粉状だったりするものを丁寧に掬う。
そして見えてきたものに光を当てて、こぼれ落ちないように優しく抱きしめる。
「今思えば」と解釈してみる。
でもそれは突然やってきたりするから笑、いつ何時もこの作業は出来ないかもしれないけれど、一度やり方を覚えてしまえば大丈夫って思えた。
だからここから作っていく向かいたい未来は、置き去りの自分がいないようにしていけばいい。



30歳を過ぎた誕生日に、ある人に「もういい年なんだから、誕生日は祝わなくてもいいよね」と言われた。
驚きのあまり声を失い、ぼう然とし、その時は何も言うことができなかった。でも誕生日が近づく度に思い出しては、心がチクッっと痛んでいた。

今思えば
「いくつになろうとお祝いしてほしい」って思っていたんだ。
だから来月くる次のお誕生日は自分のためにお祝いしよう。


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