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【ほぼ週ノーザン】7月の陣Vol.2

7月になりました。ブドウ栽培において7月というのは非常に大事な時期で、梅雨で病害が発生しやすい時期です。

7月になると、お出かけしたり遊びに出かけることができません。常に天気予報を気にしながら10日間隔で防除しなければなりません。1回タイミングをミスったばっかりに20日間防除が出来なかったってこともありえます。特に2020年昨年の7月ははほとんど雨ばかりで防除がうまくできなかった農家さんは多いでしょう。近所のワイナリーさんでも7月の防除がうまくできなかったばかりにバンプ病が多く発生した年になりました。ノーザンはというとほぼ10日間隔で防除することができました。ほんの数時間の晴れ間も見逃さず、天気予報や雨雲レーダーの情報とにらめっこしてたおかげです。

ほんとこの時期の自分はサーファーやスノーボーダーのように天気を読みながら生活することなります。今日いまが「THE DAY」なら、ほかの予定はキャンセルして防除です。

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そしてこの時期の厄介な虫「マメコガネ」
葉っぱを食い荒らす虫で大量発生することもあります。海外でも「ジャパニーズビートル」と言われていて害を及ぼしているそうです。
ここ数年あることに気づきました。比較的若い畑に大量に発生し、8年目以降の畑にはそれほど発生しません。どうも堆肥の入れ具合で発生しているようで、栄養過多な窒素源が多い場合に発生するみたいです。なので樹勢がよっぽど低くなければ堆肥を入れることをやめました。そのおかげで、ここ2シーズンは7月の殺虫剤は使用しなくなりました。

雨の中、作業することも多いこの時期、できるだけ風邪などひかないように、濡れたらそく着替えることが重要。大変な時期ですが梅雨が明ければまたすこし落ち着くので、しばらくは踏ん張りどころです。

若林

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